日本シリーズ:巨人、3年ぶり日本一…4−3で逃げ切る
毎日新聞 2012年11月03日 21時37分(最終更新 11月03日 23時56分)
プロ野球の日本一を決める日本シリーズ(7試合制、4戦先勝方式)は3日、東京ドームで第6戦を行い、セ・リーグ覇者の巨人が、パ・リーグ優勝の北海道日本ハムに4−3で勝ち、対戦成績を4勝2敗として09年以来3年ぶり22回目のシリーズ制覇を遂げた。最高殊勲選手(MVP)には、今シリーズ2勝を挙げた内海哲也投手(巨人)が選ばれた。
巨人の原辰徳監督は02年、09年に続いて巨人監督として3回目の日本一。今季、巨人はレギュラーシーズンでは2位の中日に10・5ゲーム差をつけて3年ぶり34回目の優勝。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで中日に3連敗の後3連勝し、日本シリーズに進出した。
北海道日本ハムの栗山英樹監督は就任1年目でチームを日本シリーズに導いたが、チーム6年ぶり3度目の日本一はならなかった。【田中義郎】
◇原監督「道のりは険しかった。感無量だ」
記者会見での原監督の一問一答は次の通り。
−−改めて日本一の感想を。
リーグ優勝してから、あと7勝と目標を置いて戦ってきたが、道のりは険しかった。感無量だ。
−−連勝後に連敗と苦しい展開もあった。
2勝2敗になって、これが日本シリーズだ、望むところだ、と思って戦った。内海は価値ある2勝を挙げた。今日は勝ちがつかなかったが、沢村と安定した先発2人がいたのが大きかった。
−−3年前の日本一と変化はあるか。
このチームは途上にある。何より若い。まだまだ強くなる。
−−選手にねぎらいの言葉をかけるとすれば。
いいコンディションで試合に臨んだ選手がたくさんいた。起用にしっかり応え、役割を持ってくれた。
−−ファンに。
野球選手は強いようで弱い部分もある。温かい声援でパワーをもらい、ともに勝つことができた。