大阪冬の陣が11月下旬に迫っている。テーマはただ一つ。「大阪を丸ごと、橋下徹という人間に任せてよいのか」。断片的に伝えられてきた気に入らない者は排除する性格。それを間近で見てきた側近たちが、〝告発〟に踏み切った---。
〈(大阪府)健康医療部の知り合いが申しておりましたが、橋下知事は自己愛性人格障害の典型だそうで、気に入られた者は死ぬまで働かされるし、憎まれれば、とことん放逐されるとのことで、そんな人への対処法は、注目を浴びないところでひっそりと生きていくのが一番〉
大阪・堺市の前市長・木原敬介氏(71)の元に、このほどこんな手紙が届いた。手紙の主は、「ある大阪府幹部」とだけしか言えない。橋下徹知事(42)による報復が想定されるからだ。木原氏は語る。
「このような内容の手紙は、これ以外にも何通か来ています。この手紙に象徴されるように、今の府職員の間に閉塞感があることは事実です。『注目を浴びないところでひっそりと生きていくのが一番』という空気は、要するに職員がやる気を失っているということ。橋下知事は掛け声だけは威勢がいいですが、結果は府職員のやる気をなくさせ、閉塞した職場を生み出す。その原因に、橋下徹という人間の『人間性』と『品格』が横たわっていると言わざるを得ません」
11月27日に想定される大阪府知事&大阪市長のダブル選挙に向け、橋下氏は動き出した。橋下氏は知事を辞めて市長選に出馬。そして自らが率いる「大阪維新の会」の松井一郎幹事長(47)を府知事選に出馬させ、大阪の中枢を丸ごと手に入れるのが狙いだ。理由は簡単で、橋下氏が進める新しい権力機構「大阪都構想」に反対する現職の平松邦夫市長(62)を追い出し、完全支配を目指すためである。
橋下氏に対抗して平松氏も出馬を表明し、にわかに選挙熱が高まる中で、ある書籍の出版が大阪政界の関係者の間で噂になっている。タイトルは『「仮面の騎士」橋下徹 独裁支配の野望と罠』(講談社)。まだ発売されていないが、著者は「大阪の地方自治を考える会」で、前出の木原氏もメンバーの一人だ。他に阪口善雄前吹田市長、土崎敏夫元大阪市助役、本郷隆夫元大阪府副理事らが名前を連ねる。そう、これは橋下府政を間近で見てきた府や市の幹部が、実名で橋下府政の危なさを告発する警告の書である。
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