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Apes! Not Monkeys!  本館

2011-10-25

[]橋下を批判するならあの一点で十分

f:id:apesnotmonkeys:20081226100455j:image:right

このところマスメディアにも橋下・大阪府知事への批判が見られるようになったが、そのなかにはかなり問題をはらんだ手法によるものがある。

後者に関して問題にしたいのは野田正彰の「大阪府知事は「病気」である」。未読であるが、まず間違いなくこちらで抗議の対象となっているような内容のものであろう。

自己愛性人格障害」や「演技性人格障害か非社会性人格障害」といった疾病概念の濫用それ自体がまずは問題であるが、同時に橋下の問題を「人格障害」の現れとして納得したいという欲望がこの社会の一部にある、ということも指摘する必要があるだろう。精神科医に橋下批判の原稿なり講演なりを依頼すれば、このような内容のものとなることはむしろ自然な成り行きというものだからだ。

しかし私たちは、橋下徹を決して政治家にしてはならないことを、ずっと以前から――そう、府知事になる以前から――はっきり知り得たはずである。光市母子殺害事件弁護団への懲戒請求を煽動した時から。基本的人権に関わる事柄についてのあのような発言を行なうことのできる人間が権力を握ればどのようになるかは、容易に想像可能だったはずである。だがこの社会は彼がテレビの人気者であり続けることを許し、府知事になることをも許したのである。「人格障害」うんぬんといった橋下批判は、この社会の人権感覚の鈍さを棚上げにしてあたかも問題が橋下の「障害」にあるかのような欺瞞であるという意味で、再びこの社会の残念な人権意識を明らかにしてしまったと言うべきであろう。

rawan60rawan60 2011/10/25 14:19 「自己愛性」や「演技性」という面で語るなら、むしろ彼はその他者(有権者)にとっても願望や期待感を刺激する政治的効果の高さを、自身のパーソナリティーによって発揮しうると確信していた(る)ことでしょうね。
当然、この「確信」は、社会における「人権意識・人権概念」の同等程度の共有性がベースにあるとみるべきでしょう。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2011/10/25 17:37 rawan60 さん

>当然、この「確信」は、社会における「人権意識・人権概念」の同等程度の共有性がベースにあるとみるべきでしょう。

そうでしょうね。懲戒請求煽動の際だって、マスメディアはせいぜい「珍騒動」くらいの認識でしか扱っていなかったわけですし。

Bill_McCrearyBill_McCreary 2011/10/25 20:50 まあ石原のどうしようもない暴言が、彼が都知事選挙で戦うには特に支障にならないように、懲戒請求扇動は、私たちにとっては「こいつ、ほんとのクズだな」と思わせるものであっても橋下を支持する連中にとっては何でもないことなんでしょうね。

でも、こんどの選挙橋下は当選するんですかね・・・。個人的には非常に興味があります。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2011/10/25 21:23 Bill_McCrearyさん

まあ『新潮45』が刑事被告人の権利という観点から橋下を批判したりしないのは意外でもなんでもありませんけど、マスメディアではあまりにもあの問題が軽視されてますよね。政治家にとって「人権は票にならない」、メディアにとって「人権はカネにならない」ということでしょうか。

>でも、こんどの選挙橋下は当選するんですかね・・・。個人的には非常に興味があります。

今回の相手は現職、且つタレント強い地元局アナ出身者であり、かつ橋下が解体しようとしている大阪市の有権者の判断を仰ぐものだ、ということを考えると落選も十分あり得ることだとは思うのですが、納得できる理由で落選するかどうかについてはあまり楽観はできないですね。

amanojaku20amanojaku20 2011/10/26 00:14 自分の考えに反する者は排除しようとしたり、今の政治には独裁が必要と言ったりと
民主主義をあからさまに否定する様な発言を飛ばしてますし、今まで橋下をどちらかと言えば支持してきた在阪メディアも批判する事が多くなってきたので、落選する可能性は十分ある様な気がします。

tabi6suketabi6suke 2011/10/26 04:20 特に大阪では政治家への票は人気投票の側面があまりにも強い結果が過去に出ています。
正直、知事に当選してきたタレント候補の橋下が落選するというのは考えにくい。
東国原候補が東京都知事選で石原当選、次点東国原となった時にも感じました。
こういう人気投票をしてしまう事への戒めをもうちょっとなんとかしないといけないと思っていましたが、
どうやら直らないというのが私の予想です。

mash_plusmash_plus 2011/10/26 06:43 >このところマスメディアにも橋下・大阪府知事への批判が見られるようになったが

何故ここにきて急に橋下批判が出るようになったのか、といえばヤツがぶち上げた「大阪都」構想が影響してるんでしょうね。これって事実上日本の地方自治の原則をひっくり返しかねない代物ですから(特別区は事実上東京都に限定された物ですし)。
てか、マスコミが石原の「暴言」をタブーにしてる理由もそうだと思いますが、自分らが「面白がれる」「大したことがない」と思える範囲であれば、マスコミはその言質の内容を問うことなく平気で見て見ぬふりをするんでしょうね。そうこうしてるうちに「怪物」が育ってしまって大慌てしてるというのが現状なわけで。

ちなみに。橋下の虚言癖性と実務能力のなさを知るものとしては、件の「大阪都」構想なぞ信じるに値するとは思えませんが。だいたい当初ぶち上げた大阪府の財政再建計画もほとんど宙に浮いた状態になってるのに。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2011/10/26 10:43 amanojaku20 さん、tabi6suke さん

ご意見がはっきり分かれましたね。他の論点ではなく「大阪都」構想が前面に出た選挙になりますから、さすがに橋下の思う通りにはなかなかいかないのではないか、と私は思います。

mash_plus さん

>自分らが「面白がれる」「大したことがない」と思える範囲であれば、マスコミはその言質の内容を問うことなく平気で見て見ぬふりをするんでしょうね。

まさにその通りでしょうね。例えば前阿久根市長が優生思想や陰謀論を主張したことについても単なるネタ扱いで、産経なんて最後まで「ブログ市長」と呼んでましたからね。

貧寒貧寒 2011/10/28 10:46 今回の週刊新潮の記事は八百長じゃないんですかね。橋下さんが涙の記者会見とかやったら確定な気がします。

t 2011/10/28 17:21 ハシシタ先生が告訴するかどうかが気になります。あの男は自分の利益になるんなら何だってやる外道ですから、八百長もあながち否定できませんね。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2011/10/28 20:39 貧寒 さん、tさん

『週刊新潮』にもなにか載ったんですか?
それはさておき、橋下を当選させるような有権者にとって「人格障害だ、と誹謗された」という訴えはほとんど同情を集めないでしょうし、そのことは橋下自身が一番よく知っているでしょう。そういう意味で「八百長」という線はないでしょうね。

bat99bat99 2011/10/28 21:38 読む気はないですが、新潮では

>血の雨が降る「大阪決戦」!
>「同和」「暴力団」の渦に呑まれた
>独裁者「橋下知事」出生の秘密
>▼「オヤジはヤクザで同和に誇り」叔父が『新潮45』に語った!
>▼12年前「従兄弟」が逮捕された凄惨な「金属バット殺人」
>▼なぜか「同和予算」だけは削れない「橋下知事」の情念
>▼「橋下知事」は売春地帯「飛田新地」の守護神だった!
>▼「新米弁護士時代のボス」「学生時代の恩師」が見た独裁の原点
>▼折も折ミナミの「ラブホ最上階」で乱痴気パーティ「不肖の秘書」
>▼虎の威を借る「維新の会」面々は叩けば埃が舞い上がる!
>▼敵方の馬脚で接戦に漕ぎ着けた「平松市長」が待つトドメ

文春では

>暴力団組員だった父はガス管をくわえて自殺
>橋下徹42歳 書かれなかった「血脈」
>バットで人を殴り殺した従兄弟と、元暴力団組員の叔父が「橋下」の名を利用して…

これですからね。

弁護士時代から橋下氏を批判してきた人間としては何ともはやとしか言えません。結局この社会は橋下氏を批判するのに橋下的な手法をとることを選択していくのかと思うと暗澹たる気分です。

usi4444usi4444 2011/10/28 22:39 ある自治体の首長選で同和地区出身の人物が自民党系候補になったことがあるんですが、
その時も周辺でその出自を揶揄する声が聞かれました。
新潮文春の中傷記事はそんな人々相手には効果的なんでしょうね。
反吐が出そうですけど。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2011/10/29 00:26 bat99さん

なんと、そんなことになっているんですか……。

>結局この社会は橋下氏を批判するのに橋下的な手法をとることを選択していくのかと思うと暗澹たる気分です。

まったくですね……。

usi4444さん

>新潮文春の中傷記事はそんな人々相手には効果的なんでしょうね。

週刊誌はとりわけそういう嗅覚で勝負しているところがありますからね。もはや橋下が勝っても負けても喜べない状況になっちゃいましたね。

TeruTeru 2011/10/30 00:40 先の三行書き込み(2011/10/30 00:17)は送信ミスですので、削除を御願いします。

>弁護団への懲戒請求を煽動した時から。基本的人権に関わる事柄についてのあのような発言

橋下元知事が辞職した当日の毎日紙記事では、
肩書きに「弁護士」を含めつつ、懲戒を巡る
(結局、弁護士会の処分を受け、裁判所からは刑事弁護を解していないと、二重に駄目出しされた)件に、
一切言及していなかったのには驚きました。

毎日はネット記事でも「ザ・特集:橋下・大阪府知事の政治手法 「ハシズム」とは?」を出しています。
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/10/13/20111013ddm013010024000c.html
むしろ「弁護士」としての橋下元知事の仕事(ルーツは、在野での示談)を再認識させた上で、
識者に(自治や弁護の)制度趣旨を言及させれば、
「いつから出てきたのかははっきりしない。」造語などより、はるかに的確な批判が出来たでしょう。

なお、今回の府と市の首長選挙に関する私見ですが、
さすがに両方とも「維新」になるというのは難しいのではないかと思います。

まず、首長選挙は当選者一人の為、基本は組織票の固め合いであり、浮動票はその上で競われます。
そして、今回は府知事候補の関係で、自民党の支持組織まで反対側に回します。
では、「維新」に組織票があるかといえば、主たる利害は予算切り・人事権による脅しでしたから、
府知事が自分で先に辞めてしまっている以上、各組織はそれぞれの利害で動くでしょう。
次に、今月末に公式発表が予想される「パナのプラズマパネル生産規模半減」で、
府と市で内輪の争いをしている間に、肝心の景気が(千人規模の削減とかで)悪化した事が、大阪では明らかとなります。

これでは都知事選のように、大災害すら煙幕代わりにして「うちが一番」幻想を担ぐ事もままならず、
壮絶な足の引っ張り合い選挙の末に、小差で当選者が決まるのではと思っています。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2011/10/30 10:58 >肩書きに「弁護士」を含めつつ、懲戒を巡る
>(結局、弁護士会の処分を受け、裁判所からは刑事弁護を解していないと、二重に駄目出しされた)件に、
一切言及していなかったのには驚きました。

あれほどの問題を何故ネグることができるのか、不思議でなりませんね。

>そして、今回は府知事候補の関係で、自民党の支持組織まで反対側に回します。

>壮絶な足の引っ張り合い選挙の末に、小差で当選者が決まるのではと思っています。

府知事選の方は自民が分裂選挙になりかねない情勢で、より不透明になってきましたね。

ShiminAShiminA 2011/10/31 20:01 目的のためには手段を選ばずとでもいうか
何かを変えるには強引に何かすすめるような人じゃないとできない。
という思いをいだいている人が多い気がします。
そして閉塞感を打破してくれるならどんなやり方でもなんだっていいと。
世間は常識ある人より変人の方が何かやってくれるという期待がある気がします。
こういう風潮の中では人権軽視なんてものはマイナスにはならないのですね。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2011/10/31 21:25 ShiminA さん

>目的のためには手段を選ばずとでもいうか
>何かを変えるには強引に何かすすめるような人じゃないとできない。
>という思いをいだいている人が多い気がします。

その意味では府知事・橋下徹を生み出したものと新潮や文春の記事を生んだものとは同じなのでしょうね。

amanojaku20amanojaku20 2011/11/01 23:31 独裁者は自分の気に入らない奴を排除する為には、躊躇なく他人の権利とか名誉を蹂躙します。
新潮は橋下を独裁者と批判していますが、橋下を引きずり下ろす為ならば橋下の出自を誹謗中傷する事を厭わない新潮も独裁国家のプロバカンダメディアと何ら変わりありません。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2011/11/03 23:14 amanojaku20 さん

実際、橋下の主張する政策のかなりの部分は文春・新潮系メディアのイデオロギー的傾向に親和的ですよね。にもかかわらず他ならぬ文春や新潮がこの種のとりあげ方を選んだというところに、この社会の差別意識の根深さを感じずにはいられません。

specspec 2011/11/05 09:33 共産党が市長選の立候補を見送りましたね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111104-00001239-yom-pol

大英断だと思います。
社民党と共産党が共闘できずナチスを阻止できなかった、ドイツのようになってほしくなかったですから。

しかし橋下人気は強いのでまだまだ分かりません。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2011/11/05 10:55 specさん

上で言及した府知事選での自民の分裂選挙も回避されましたね。
まあもちろん、「維新の会」が負ければそれでよしというわけではない、という点は忘れないようにしないといけませんが。

fnorderfnorder 2011/11/05 12:20 たとえ不利であろうと候補は擁立するのが共産党の姿勢ですから、今回ばかりは相当な危機感を持っているのだと思います。

http://www.jcp-osaka.jp/2011/10/post_983.html

今見たら、府委員会からはこんなアピールも出てましたし。

しかしまあ、岸さかえがマシに思える日が来るとは思いませんでした。

TeruTeru 2011/11/05 20:29 >共産党が市長選の立候補を見送り

毎日の夕刊では、一面に候補者自身のコメントを含む記事が掲載されていました。
Webでも一部ですが、記事になっています。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111105ddm002010118000c.html
>大阪市をよくする会によると、
>渡司氏が今月2日、「自分が出馬して票が割れるより、反維新勢力を結集させたい」と申し出たという。

毎日の紙の記事によれば、「支援者から”抑えるよう”要請が多数来たが、
予定者自ら断念を表明しない限り、他からは言い出しにくい。」といった組織事情が加えられていました。

>渡司氏は4日夜、毎日新聞の取材に
>「橋下さんの独裁宣言と教育基本条例をどうしても許すことができず、芽を摘むことが大阪市の将来につながる

こちらの「不出馬理由」についても、毎日の紙の記事では
「ローカル政党だった”維新”が、教育基本条例などで全国アピールを拡大させた事への危機感」といった、
理由付けが加えられていました。

>不利であろうと候補は擁立するのが共産党の姿勢

小泉政権時代の9.11衆院選や、それ以降の東京都知事選で
「票が割れる」批判が内外から沸きあがった上に、
最近でも2008年の京都市長選挙で「大連立」候補に僅差で負けるなど、
「当選者一人区」選挙で「手持ち組織票vs忌避感」の壁を破れない結果が続いた事が大きいのではないかと。

それでも、出馬予定者自ら、不出馬の実質的な理由を明らかにした点は、
組織の前例踏襲を実質的に動かした点で、評価できるでしょう。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2011/11/06 14:06 fnorder さん、Teruさん

高知県の知事選でも共産党は独自候補の擁立を見送り、その結果無投票になりそうな情勢だそうですが、
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111026-OYT1T00454.htm
その(表向きの)理由は大きく違う、というかほぼ正反対のようですね。

>それでも、出馬予定者自ら、不出馬の実質的な理由を明らかにした点は、
>組織の前例踏襲を実質的に動かした点で、評価できるでしょう。

これは確かにそうですね。

>しかしまあ、岸さかえがマシに思える日が来るとは思いませんでした。

国政レベルでも同じような思いを抱くことが少なくない昨今……。

specspec 2011/11/06 15:00  平松が勝てるか分かりませんが、もし勝てたら共産党の貢献は大きいでしょうね。
 図書館で昨日新聞各紙を見ましたが、大きく報道され「独裁阻止」「反維新」などの文字が見出しに
ありました。橋下に問題があると認識しはじめている人は少なくないはずです。

 あとは公明党の動向が気になります。是非とも平松支持を明確化してほしいものです。 
 牧口常三朗・戸田城聖が獄中にとらわれた過去がある創価学会の方は、ファシズムの危険性は
何よりも分かっているでしょうし。

 ただ今回の件で、「市民」「無党派」を信用できなくなってしまいました。10年くらい前の神戸空港住民投票の30万人超の署名が集まったときは、「市民」が主役にならなくてはと思ったんですが。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2011/11/07 11:58 specさん

> あとは公明党の動向が気になります。是非とも平松支持を明確化してほしいものです。 

同時に一部メディアの橋下批判の手法にも異を唱えてくれるといいんですけどね。橋下に勝つことそれ自体が目的になってしまっては意味がありませんから。

TeruTeru 2011/11/13 07:39 >当初ぶち上げた大阪府の財政再建計画もほとんど宙に浮いた状態

そこに、最も報じられるべき「飛ばし」的処置があります。
キーワードは「臨時債」。元府知事の生前などより、はるかに今後を左右する数字です。

http://twitter.com/#!/evessnet/status/135351040974397441
「市は臨財債の返済を昨年700億、府は2000億積増。つまりこの指摘は府が隠す借金、臨財債」
http://twitter.com/#!/evessnet/status/135305921655083008
「臨財債という府の責任の借金を勝手に引いてる。公会計ルール違反 」

なお、この「埋蔵金」的借金増加を指摘された元府知事は、
「金に色は無い」と、わざわざ返答しています。
http://twitter.com/#!/evessnet/status/134445778335842304
「@momoyazaasai あ、そうなんだ、臨財債を借金と認めてくれたって意味だねそれは。色がない訳だから。大阪府が橋下府政で借金を増やしたのを認めていただいて。大きな感謝。 @t_ishin  ご批判は勝手だけれどもお金に色はなく」

まさしく、「橋下財政策を批判するならその一点で十分」かと。

mash_plusmash_plus 2011/11/13 10:11 >Teruさん

なるほど。橋下が「大阪都」構想をぶち上げた背景には、大阪市との合併によって隠蔽した借金をチャラにしようとする魂胆があったんですね。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2011/11/13 15:20 Teru さん、mash_plus さん

そのあたりの問題については、以前から opemuさんが追いかけてエントリにされていますね。
http://d.hatena.ne.jp/opemu/

レインメーカーレインメーカー 2011/11/16 17:43 こんにちは、初めてコメントさせて頂きます。
レインメーカーと申します。

橋下氏を批判するためには、橋下的手法をとるほかないという現代日本の人権感覚の無さに関連することですが、ひとつ。
反橋下・維新の会を掲げ、彼の反人権的手法を非難する人が、平松氏の政策構想にあまり詳しくなかったことが、少し驚いたことがあります。

橋下氏を批判し、在日朝鮮人の人権保護や、朝鮮人民族学校に対する無償化政策排除という政策に熱心に反対し、抗議されている方のブログがありました。

そのブログに文藝春秋に掲載された平松氏の手記が、好意をもって紹介されていたのです。
確かに平松氏の手記を読むと、彼の橋下氏批判には的確なものがあります。
しかしその方が平松氏に好意的なブログを書かれたことに、僕は少し驚きました。
なぜなら平松氏の政策構想に見落としがあることを指摘したのです。

それは、平松市長を含めた大阪市は生活保護に関する重要な改革提言(僕の視点では改悪提言)をしていることを見落とされていることです。
平松提言では、生活保護受給期間を「数年に限定し、その後は打ち切りとする」、「受給資格に就労義務をかし、それが守られなければ生活保護の支給を停止する」という内容です。

これは、憲法25条に敵対する政策提言であり、「反人権的」な事ではないかと。
そのことに無頓着、あるいは知らなかったことに驚いたのです。

その方の名誉のために言いますが、その方は僕の指摘の重要性をすぐに理解してくださいました。
また現在の選挙争点に関して「市予算に占める生活保護予算を削減してほしい」という市民の声が、新聞に載っており、それに不気味さを感じているということもおっしゃられていました。
その方は、基本的な人権感覚をしっかりと持っているとは思うのです。

この出来事で、僕が問題だと感じだは、2点です。
第一は人権を重んじ、反橋下を掲げる人でさえ、社会経済政策の反人権性に関しては感度が弱いこと。
第二は、このような(新自由主義的な)自己責任論を中心に据えていると思われる政策提言に関するニュースが、人権を重んじる多くの人々に伝わっていない事。

その方は第一の問題に関しては、その方は僕の指摘の重要性にすぐ気づいてくださったので、あまり問題にしたくはないですね(批判すべきだという声もあるかと思いますが、なにかスターリン主義的な糾弾的な手法はどうかと思いますので)。
やはり問題は第二で、こう言った「反人権的」政策に対して、日本文化全体が取り上げなくなっていることに、非常に暗澹たる思いがしました。

はじめなのに、長文となり失礼しました。
(読み返すと、一番伝えたいことが最後になる、悪い文章の典型ですね…お恥ずかしい)

ちなみに、僕のブログの大阪市長選に関する記事は下記URLになります。
良ければお立ち寄りください。
http://blog.goo.ne.jp/desertrainmaker/e/3f53682e45a7aa82b9bcda18c208a5db

PS
後ほど、トラックバックを送らせて頂こうと思います。

ApemanApeman 2011/11/16 22:29 レインメーカーさん

>それは、平松市長を含めた大阪市は生活保護に関する重要な改革提言(僕の視点では改悪提言)をしていることを見落とされていることです。

詳しくはお知らせいただいた記事を読んでから改めてお返事させていただきますが、ご指摘の点はたしかに看過できない問題をはらんでいますね。本来なら国が保証すべき事柄を地方自治体である大阪市が背負っているという点では平松市長の主張に一片の理がないとは思いませんが、大阪市の繁栄と日雇い労働者の集中とは表裏一体であったわけで、高度経済成長の恩恵だけは継承したいがその負の側面は御免こうむる、というのは御都合主義と言わざるを得ないと思います。

レインメーカーレインメーカー 2011/11/17 00:10 レインメーカーです

こちらの大阪市のHPに生活保護政策に関することがまとめられています。
http://www.city.osaka.lg.jp/kenkofukushi/page/0000086801.html

お恥ずかしい話ですが、時間や忙しさの関係で詳細には見れておりません(感情的に見たくないと言うのもありますが…)。1〜2年前のニュース報道で、この政策提言の概要が補導されて知っていた程度ではあります。
しかしそのニュースからだけでも十分、衝撃を覚えました。
また、PDFファイルにも『「就労支援」と「生活保護の適正化」を強化します』とありますので、憲法25条の方向性からは後退した内容となっているでしょう。

PS
生活保護と関連しますが、いま反貧困の運動で話題になっているベーシックインカム論があります。
不勉強を承知で言うと、実はベーシックインカム論には反対なのです(もちろん新自由主義的自己責任論とは違った方向で)。
第1点は貨幣主義の限界を克服していないという点です。貨幣による購買で、必要物が手に入るわけはありません。歩けない人には歩けるようになる、あるいは外出するための補助的行為が公的に支給されることが必要なわけで、お金ではありません。(こう言った矛盾を経済学的かつ文学的に論じているのはやはり、マルクスの『経済学哲学草稿』の貨幣に関する記述だと思います)
第2点は、ベーシックインカムを給付したら、「はいそれで終わり」という政策体制になる可能性です。それを何らかの理由で使い切ってしまったら、「それはあなたの責任」と新手の自己責任論で、何もしてもらえなくなる可能性があります。また、給付があっても公的に信頼でき安価で安心して利用できる医療・教育機関が無ければ、現金給付など意味が無いと思います。
第3点は、ベーシックインカムが資本の食い物にされる可能性です。公的給付によって、そこに新手の市場が出来ると言うことですから。(マネタリストのミルトン・フリードマンもベーシックインカム論に賛成していたそうです)。これでは、格差是正とはいかないと思います。
第4点は、やはり労働による社会参加というものは極めて重要なのではないかと思うからです。経済資源は皆で生産、維持管理することが重要だと思います。そこでは、「能力に応じて働き、必要に応じてとる」という価値を徹底することが重要かと思います。この点で、新自由主義的自己責任論とは一線を画していると思います。
ベーシックインカム論(貨幣論)からベーシックライフ論(現実生活論)へ議論の方向性をシフトする必要性を感じます。

すいません、また長くなってしまいました。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2011/11/17 15:51 レインメーカーさん

ご紹介いただいたエントリ、拝読いたしました。「貧困を解消する政策ではなく、貧困を犯罪化させる政策」という危惧は、昨今の生活保護をめぐる報道や世論を考えあわせるとき、一層深刻なものとなりますね。先日も受給者数が戦後最高となったことが大きく報道されましたが、捕捉率の低さが大きくとりあげられることはありません。

>第4点は、やはり労働による社会参加というものは極めて重要なのではないかと思うからです。

この点はきめ細やかな議論をしていかないと、平松流の「改革」につけ込まれるおそれもありそうですね。

specspec 2011/11/28 03:58 がっかりの結果でしたね。感想を書かせて下さい。3は批判されるかもしれませんが。

1.“禁じ手”が普通に使われるようになったなということ。民主党が実現不可能な公約(脱官僚、政治主導で16.8兆円は簡単に出てくる) で総選挙に大勝し、その手法を河村たかし、橋下らが行っていること。これはやってはいけない選挙の禁じ手でしょう。政治の劣化を招くこと必死です。社会保障の充実には増税が不可避だし、トレードオフなわけで、フリーランチなど無いわけです。その辺は私は少なくとも自民党の方が相対的にまともだと思っています。

2.新潮45の佐藤優の分析がちょっと面白かった。橋下はファシズムでなく、ひ弱な秀才という分析です。要約すると、ファシズムは、弱者の保護、階級の融和という思想があります。(もちろん結局は幻想なのですが、建前としてはそうです。)ですが、橋下は弱者に冷たく、わざわざ敵を増やしています。その思想は、成功した偏差値秀才の自助努力論で、思想的にはひ弱だと。橋下には代わりとなる似たような人物はいくらでもいるが、ヒトラーやムッソリーニは他の人物では代替不可能であると。私は政治学はよく分かりませんが、たしかにひ弱なものを感じます。もちろん危険性は無視できませんが。

3.共産党が泥水をかぶる覚悟で平松を支持したように、泥水をかぶる覚悟で部分的にはリフレ派を支持しなければならないこともあるかなということ。昨今の右派の躍進は、やはり経済、雇用環境の悪化によるものが大きいでしょう。その改善のために、歴史修正主義者が参入している、いわば悪臭を放ってるリフレ派でも、その経済政策が仮に有効ならば鼻をつまんで支持せざるを得ないこともあり得るかもしれないということです。

mash_plusmash_plus 2011/11/28 06:28 >specさん

>橋下はファシズムでなく、ひ弱な秀才という分析です

私も似たようなことを橋下(というより維新の会)に感じていて、こちらのブログでもその点を指摘させていただいたので、おっしゃることはよく分かります。あと、松下政経塾出身の政治家連中にも、同様の「ひ弱さ」を感じますね。特に政治手法の稚拙さにおいて。

TeruTeru 2011/11/28 08:15 もはや、ワイマール共和国末期のドイツという過去だけでは比べるに不十分であり、
ロシアの(トップがトップで居続ける為に、知事が任命制に逆戻りとなったりする)現在進行形の政治情勢と、
比べるべき次元に、国内の一人区選挙も墜ちてしまった様に思います。

今回の獲得票の落選者との幅を見るに、
いつ矢面に立たされるか分からない既存集票組織(府知事-市長間の、数年前の関係を思い起こすべき)すら、
一斉に勝ち馬に乗って「当面の利」を掴もうとしたようにも見えます。

今回の「Wトップ」直後の政党「維新」としての国政介入宣言に関連し、
公明党から「勝ち馬」を利用しようとしているとの指摘が既にされています。
http://twitter.com/#!/evessnet2/status/140769082751467520

確かに、昨晩の時点の各既存政党の公言では、他党が選挙という直近までの過去を論じたのに対し、
公明党だけ「是々非々」なる立ち位置を既に表明している事を確認しました。

早速、選挙のときに「急に修正主義に惹かれた」様な有権者が、
どれだけ主権者たる選択の重み(場合によっては、選んだ行政と対峙するリコールなども含め)に、
関わり続けるかが問われてくるでしょう。

「”維新”とは橋下徹であり、橋下徹こそが大阪(民意の民主集中)であり、大阪”と”とは、橋下徹なのである!」

ApemanApeman 2011/11/28 14:02 specさん

>その辺は私は少なくとも自民党の方が相対的にまともだと思っています。

「相対的に」ということであればこちらとしてもあまりこだわるつもりはないのですが、(1)社会構造の変化を直視せずに自民党が「長期的には実現不可能な」政策を続けてきたことのツケ、(2)小泉的な手法がその後のポピュリズムに与えた影響、の2点は押さえておくべきかと。

>(もちろん結局は幻想なのですが、建前としてはそうです。)

私は別段「ハシズム」みたいなタームに頼って橋下を批判しようとは思わないですが、specさんご自身がつけておられるこの留保にどの程度の重みづけを与えるべきか、という問題はあろうかと思います。「融和」と言ってもそれこそ「建前」レベルで「敵」認定された集団は排除されているわけですから。
それからこれはmash_plus へのお返事にもなります。私は「橋下徹のひととなり」に焦点をあてた議論をほとんど読んでいないのでご指摘についてはコメントしづらいのですが、問題なのはおそらく「ひ弱」であることそれ自体より、コワモテの外面でそれを糊塗しようとすることの方なんでしょうね。

3点めについては後でなにか書くかもしれません(昨晩、ちょこっとツイートしましたが)。

Teru さん

>いつ矢面に立たされるか分からない既存集票組織(府知事-市長間の、数年前の関係を思い起こすべき)すら、
>一斉に勝ち馬に乗って「当面の利」を掴もうとしたようにも見えます。

そうですね。もともと自民も民主も橋下に対抗する理念を持ってるわけじゃないですし。選挙戦のかなり初期の段階から、国政選挙をにらんで両党の腰が引けていることは明白でしたし。

specspec 2011/11/28 15:55 Apemanさん

リフレ派の主要メンバーでもあるみんなの党や、そのブレーンの高橋洋一が橋下を支持しているのを見ると、うんざりもしましたが。あれで拒否反応を感じてリフレ派を支持しがたい人もでてくるわけです。

ただ、仮に歴史修正主義や構造改革シバキアゲ論者が加わっているリフレ派でも、その経済政策が雇用環境を改善するものならは支持せざるを得ないこともあるかなと。唯物史観かもしれませんが、私は経済状況が政治のあり方に強く影響すると考えているので、雇用環境が改善しない限りこの政治状況が改善しないのではと考えているのです。

もっとも、リフレ政策が有効というのは、学会で多数かというと疑問なんですよ。著名な経済学者でリフレ政策を批判する方も結構いるようなんです。たとえは゛、大瀧雅之、福田慎一、岩本康志(みな東大教授)などは業績もあり著名ですが、みんなリフレ政策を批判されています。Bewaadさんもブログに書いていたと思いますが、学会でコンセンサスが得られない学説を日銀が採用するとは思えません。これを指摘してBewaadさんは叩かれたりもしたわけですが、そんなんではリフレ派は多数派になれないんじゃないのとも思います。

まあ気休め程度でも効果があるならやればというのが私の考えですが。

ApemanApeman 2011/11/28 17:42 spec さん

>あれで拒否反応を感じてリフレ派を支持しがたい人もでてくるわけです。

拒否反応以前に「橋下ってシバキアゲ主義じゃないの?」「リフレと整合的なの?」という疑問が……。まあ市長選ですから直接リフレに関係ないというのかもしれませんが。もともと「手法の違うシバキアゲ主義同士の対決」だったとも言えますし。

>ただ、仮に歴史修正主義や構造改革シバキアゲ論者が加わっているリフレ派でも

この点は過去にも何度か議論されているところですね。その時から私の立場も変わってませんが。
その際には前面に出さなかった論点として、こういうのがあります。冷戦の終結とバブル景気が重なった一時期、例えば戦争責任問題に関してそれ以前に比べれば少なからぬ前進が見られた(ように少なくとも思えた)時期を知っている者として、「景気がよくなれば……」という思いがないことはないんです、私にも。ただ、私はこの問題に関して評論家的な立ち位置から発言しているのではなく、直接(といったってネットを介してですが)歴史修正主義者ともやりとりする立場にあるわけです。その場合に、相手の立場を「経済状況に規定されたイデオロギー」として扱うというのはやっぱりよくない、倫理的でない態度だろうと思うわけです。

>もっとも、リフレ政策が有効というのは、学会で多数かというと疑問なんですよ。著名な経済学者でリフレ政策を批判する方も結構いるようなんです。

「マクロ経済学の教科書一冊読めば“いまはリフレ”とわかる」みたいな物言いをよく見かけましたけど、素人なりに関連する記事など読んでる限りではとても「張作霖爆殺の首謀者は河本大作」レベルで専門家が一致しているトピックとは思えなかったですね。素人としては、消極的な容認ならともかく、積極的にコミットするにはやっぱり専門家の間で相当程度の見解の一致がないと、「無責任なことはできない……」と思っちゃいますね。

TeruTeru 2011/11/29 08:03 >選挙戦のかなり初期の段階から、国政選挙をにらんで両党の腰が

早速、「すりよる既存政党」などというタイトルが「http://sankei.jp.msn.com」で出ています。
しかし、各党の「すりより」順序を意識しておく必要があると思います。

同記事中でも「前回の衆院選で、公明は府内に4つあった小選挙区の議席をすべて失った。
ダブル選では、「反維新」の統一戦線には加わらず、唯一、「自主投票」として中立」とあるように、
この(次の衆院戦で、公明候補と維新候補の競合立候補を防ごうとする、自称)中立により、
真っ先に公明が「バーター」を図ったという事でしょう。

>対抗する理念を持ってるわけじゃないですし。

今回、決定的だったのは「前回の40%という、低投票率」による主権行使意識の低さの反動だったのかなと。

ただ、「ネズミを捕るのが、良い猫」だとして祭りに乗った投票者が、有効票の相当程度いたとすると、
自民党政権末期に業を煮やして、先の衆院選で(各公約を精査せずに)民主党単独政権を生んでおきながら、
その後は逆に「現政権が悪いと、口で言うばかり」な投票行動から、
あまりにも、投票行動が改心していないようにも見えます。

ネット上で政策を巡る主張し合いに使う時間を転用してでも、
周辺の棄権しそうな人に日頃から、要人の行動方針や政策実施状況を話題にする必要があるのかなと。

specspec 2011/11/29 10:00 apemanさん

>私は「橋下徹のひととなり」に焦点をあてた議論をほとんど読んでいないので

週刊新潮の最初の記事はひどかったようですね。私は読んでませんし、それ以前に売り切れ続出で読めませんでした。ただ、新潮45の特集(今月号、先月号)は、いい記事もありましたし(例えば帝塚山大学の薬師寺仁志)、週刊新潮の翌週の橋下批判の記事(共産党が取り上げた橋下の談合疑惑)も悪くなかったと思います。こういう硬派の直球批判ができる新潮をちょっと見直したくらいで。

それに比べると、日頃どちらかといえば左派向け(?)の週刊現代、AERAが及び腰というか中立というのが情けなかったです。批判すべきは批判するのがマスコミの役割だと思うのですが。

新潮45の野田正彰の記事は、評価が分かれるかもしれませんね。橋下の個人的資質の問題を扱ってるので。ただ、仮に野田正彰の分析が正しいとしても、石原・河村たかしらにみられるように、これは橋下の個人的資質だけの問題ではなく社会の問題であるのは確かです。

Teruさん

私もパーター取引の公明に失望したのですが、投票行動をみると公明支持者の6割以上が平松に入れています。
市議団・府議団も橋下に批判的な方が多いようです。ほんの少しですが、希望を持ちました。
それに比べると、平松の与党のはずの民主党支持者は橋下・平松に半々に別れているのが情けないです。

橋下嫌い橋下嫌い 2011/12/03 22:00 橋下に票を入れた人は、結局何もわかっていない人だと思う。
橋下、松井、本当に大阪のことを考えているなら、大阪市以外の市についても議論すべきだろう。
大阪市だけが大阪府と違うで。
それから、橋下の文化水準は低すぎる、オーケストラや文楽を理解できへんのは、勉強が足らんだけやないか。

救世主なんかいない救世主なんかいない 2012/01/09 05:53 社会が閉塞感に覆われると、しばしば「救世主」が登場する。
それを民衆が熱狂的に支持してしまうのは歴史が教える通り。
やがて救世主が偽物だったと判明するのも歴史が教える通り。

歴史といっても、別にヒトラーとか担ぎ出す必要はありません。
阿久根とか民主政権とか、実に身近で最近の「歴史」があるにもかかわらずです。
大阪の有権者が歴史に学ばないならば、彼らが犠牲となってまた一つ教訓が増えるしかありません。
見ていてください。橋下は何もできませんから。

apesnotmonkeysapesnotmonkeys 2012/01/09 11:47 >阿久根とか民主政権とか、実に身近で最近の「歴史」があるにもかかわらずです。

阿久根市のケースもメディアのとりあげ方は国政レベルと同じ「政局」報道なんですよね。そしてそれがまた、「抵抗勢力」を政治的な梃子にしようとする者に有利にはたらく、と。

>見ていてください。橋下は何もできませんから。

ある意味では「何もできなかった時」が怖いですけどね。また新たな「敵」をつくり出すチャンスですから。

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