元九弁連理事長詐欺:逮捕された容疑者の事務所など捜索−−北九州
毎日新聞 2012年11月01日 西部夕刊
成年後見人制度を悪用して現金をだまし取ったとして、元九州弁護士会連合会理事長で弁護士の島内正人容疑者(66)が詐欺容疑で逮捕された事件で、福岡県警小倉北署は1日、北九州市小倉北区にある同容疑者の事務所と自宅を詐欺容疑で家宅捜索した。
島内容疑者は9月5日、市内の女性(65)の成年後見人の男性親族(61)に「裁判所の指示でお金を預け替える」などとうそを言い、約1800万円をだまし取ったとされる。島内容疑者は女性の成年後見監督人だった。
県弁護士会の調査では、男性から島内容疑者には総額4400万円が振り込まれたといい、県警は残金についても捜査を進める。