福島県内ニュース

学校給食に地元米使用再開 二本松

2012年11月30日 15時53分配信

二本松市教委は、東京電力福島第一原発事故の放射性物質の影響を考慮し、学校給食で控えていた地元産米の使用を12月から再開する。

市内の小中学校では原発事故の発生前まで地元の米や農産物を積極的に利用していた。

23年産米から当時の食品の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されたため、県学校給食会を通じて北海道や青森県産のコメを契約し、使用した。

二本松市では24年産米の全袋検査が行われ、大部分の検査を終えた20日までは新たな基準値1キロ当たり100ベクレルを超すコメが出ていない。

このため市教委は安全性に一層配慮した検査体制を整え、放射性物質が検出限界値未満のコメと確認した上で使用することにした。

検査方法は、玄米の全袋検査で測定下限値(25ベクレル)未満となったコメのみを精米加工前に給食用米測定所で抽出検査し、検出限界値(10ベクレル)未満のものを精米する。

さらに精米検査も行って同様に限界値(同)未満であることを確認する。

トップへ