真空管太陽光温水器
真空管内に直接は水を入れず、金属集熱体を通して熱を伝える「ヒートパイプ」方式を採用しており、ガラス管内に圧力をかけずにタンク内のみに圧力をかけて運転します。ご家庭の水道管直結で運転させることが可能です。
高性能な真空二重ガラス管を集熱面に持つ真空管式太陽光温水器は従来の落水式温水器とは違い、水道の圧力を利用して給湯するタイプですので、据え付けの高さに制限がなく、例えば地面に設置したとしてもお湯の勢いが弱まる心配がなく、温水がいつでも供給できます。加熱管である真空管の高い熱効率に加え、非常に水回りのパフォーマンスが良く、スケール付着もほとんどありません。接続方法はガス給湯器や石油給湯器などの既存の給湯器に接続するだけで太陽光温水器が使用可能。天気の良い日は、ガスや灯油を使用せず、くもりの日はわずかな燃料を使用するのみです。夏には90℃程度、冬でも45℃程度のお湯を給湯する事が出来ます。ガス給湯器の接続には、ミキシング弁(オプション)を接続し、水温を下げてガス給湯器に給水する仕組みです。給湯器の機種・タイプによって接続方法が異なりますので、くわしくは工事業者にご相談下さい。
ヒートパイプには真空封入された熱媒液が入っており、太陽の日射エネルギーにより、ガラス管内面→アルミ熱フィン→ヒートパイプ→銅管内熱媒の順路で伝熱し気化して蒸気になります。蒸気となった媒液は貯湯タンク内の水を熱変換し凝縮(再液化)します。この時の凝縮熱によって貯湯タンク内を加熱します。この現象を繰り返し
行うことで貯湯タンク内を加熱し続けます。大気圧100℃の水の持つエネルギーは約100(kcal/kg)に対して、大気圧100℃の蒸気の持つエネルギーは約540(kcal/kg)であり、水に戻るときに、蒸気の持つエネルギーを凝縮熱として放出し加熱します。"蒸気"対"水"の熱伝達は、"水"対"水"の熱伝達に比較して、約5倍程度の熱伝達係数があるので、非常に伝熱効率がよく、銅管の伝熱面積が小さくても、貯湯タンク内を十分に加熱することが可能です。
太陽熱温水器とは、太陽熱と太陽光に含まれる赤外線を熱として利用することで水を温める装置です。(wikipediaより)太陽熱温水器自体は日本でも50年以上前から使われており、ご存知の方も多いかと思います。以前は平板型集熱器のみだったのですが、ヨーロッパで開発された真空ガラス管型集熱器は、集熱効率が大幅アップしリーズナブルな価格で販売されており注目され始めています。弊社商品の太陽光温水器も真空ガラス管型集熱器で、赤外線の吸収率を更に高める構造となっております。集熱量は世界最高性能の真空ガラス管形集熱器です。
タンク内温度:最大99度となっております。
ヒートパイプ先端の温度は晴天時200度以上になります。
(地域等の条件により異なります。)
架台はアルミニウムとなっております。アルミニウムは腐食防止効果がとても強く、長期間の使用でも錆びにくい素材となっております。タンクは外側塗装鋼板、中にポリウレタンを圧力注入し、その内側にSUS304-2Bで作られたステンレスタンク部があります。SUS304-2Bは錆に強い素材で、長期間の使用にも耐えうる仕様となっております。SUS304-2Bは、耐圧に強く、ヒートパイプ方式に使用しております。
増改築などのため機器を移設される場合、工事や調整には専門の技術が必要となりますので、必ずお買い上げの販売店もしくは工事業者にご連絡下さい。
南向き、取り付け角度45度晴天日ですと40℃〜50℃程度になります。注意:温度は、商品、取付地区、設置する方向、角度、場所によって異なります。また、温度が足りない場合でも、追い焚きして頂けると市水温度から温める場合と比べ、給湯器にかかる燃料代が安くなります。
設置前に必ず屋根の形状、ご希望の太陽光温水器が設置可能かをお近くの施工会社様に確認して下さい。(貯湯タンクが最大300kg程度になります。)
真空ガラス管型集熱器は平板形集熱器以上の高効率。新世代型太陽熱温水器です。日差しが弱い冬でもパワフルに熱を吸収し、逃がしません!加えて、水道管に直結するタイプなので地面に据え置きでもパワフルな水圧を維持できます。
長期間家を空ける揚合、必ず家を出る前にタンク内の水を満タンにしてください。またお戻りになられましたら、タンク内の水を全て捨てて頂き再度給水を行なって下さい。長期間タンクに貯められていた水は絶対に使用しないでください。
保証内容については内容を取扱説明書に明記してあります。保証内容・条件などをご確認下さい。なお、保証書を紛失されますと保障期間内でも修理費を頂く場合がありますので大切に保管して下さい。
一年中使うお客様の場合南向き45度を推奨しております。
他社の平板形集熱器、真空ガラス管形温水を取り付けた事がある業者様であれば、特に問題も無く取付可能です。平板形集熱器と真空ガラス管形集熱器は集熱部の違いのみで、配管等の違いはあまりありません。
太陽熱温水器を給湯器と接続する場合、太陽熱温水器からの出水圧と水道圧が、同じでなければ正常に機能しません。この為給湯器と接続出来る当社の「ES-200型」は水道直圧可能なヒートパイプ式太陽熱温水器になります。尚、給湯器の特性上接続出来ない機種もあります。くわしくは工事業者にご相談下さい。
温水器の組立はある程度の工事経験があれば可能です。配管等はお買い上げ店・水道関係の業者様にお頼み下さい。
給湯配管に使う部材は、耐熱温度が95度以上のものを使用するようにして下さい。架橋ポリエチレン・管・銅管・ステンレス管・フレキシブル管等を使用し断熱材で保護し保温するようお願いいたします。
寒冷地、準寒冷地等の配管が凍結する可能性のある地域では配管凍結防止ヒーターや保温材等を必ず配管に巻きつけて頂くようお願い致します。配管が凍結により破裂する危険性があります。
詳しくは各市町村にお問い合わせください。
経済産業省2009年エネルギー白書より、世帯あたりの用途別エネルギー消費を見てみると、給湯に使用している工ネルギーは家庭全体での約30%という結果となっています。
ヒートパイプ式太陽熱温水器オプション
ミキシングバルブ:ミキシングバルブを使用することで、太陽熱温水器からの熱いお湯と水道からの冷水を混合出来ます。40度程度の適温でお湯を使用出来ます。
逆止弁:詳しくは販売店もしくは工事業者にご確認下さい。
設置タイプ | 水平面設置 | 傾斜面設置 | |
型式 | ES-200/20F | ES-200/20S | |
真空管本数(本) | 20 | ||
真空管寸法(mm) | φ58X1800 | ||
接続口径 | 給水口 | 3/4(22mm) | |
給湯口 | 3/4(22mm) | ||
P/T弁 | 3/4(22mm) | ||
材質 | 集熱体/透過体 | 強化ガラス | |
貯湯槽 | SUS304-2B(ステンレス) | ||
保温材 | ポリウレタン(厚さ55mm) | ||
貯湯槽外板 | 塗装鋼板 | ||
架台 | アルミニウム | ||
有効集熱面積(m2) | 2.24(当社基準算出値) | ||
製品空重量(kg) | 103 | 105 | |
貯湯量(L) | 188 | ||
貯湯槽許容圧力(MPa) | 1.0 | ||
安全弁設定圧力(MPa) | 0.7 | ||
標準集熱面角度(deg) | 45 | ||
標準設置面角度(deg) | 0〜20 | 20〜40 |
※製品の仕様は、改良により予告なく変更する場合があります。
太陽光温水器を導入しました! 我が家は家屋が古いため、屋根に設置するのは耐久的に厳しいと思い、導入をあきらめておりました。ところが、ERA製の太陽光温水器は加圧式で水道管に直結が可能なので、地面の据え置きでも水圧が落ちないので、屋根の設置が難しい我が家でも庭に設置が出来ました。あきらめていたので念願の太陽光温水器導入に感動しております。
早速、お風呂や台所のお湯にフル回転しております。普段はシャワーばかりの我が家も毎日お風呂に入れるようになりました。さらにこの温水器の良いところは曇りや冬場でも集熱率が高く、天候に左右されることがほとんどないので、何も気にすることなく毎日使用出来るのがうれしいです。毎月のガスの使用量もずいぶん減ってますし、導入に踏み切ってよかった!
以前より太陽光や太陽熱を利用した機械を導入したいと常々思っていたのですが、タイミングや価格面で二の足を踏んでおりました。今まで、興味があったので他社製品の営業の方から製品説明は聞いてはいたのですが、価格がどうしても25万円を超えてしまうため、なかなか導入に踏み切ることが出来ずにいました。たまたま、家にいる時にERAさんの営業の方がいらっしゃって、色々とお話を聞いて、ERAさんの太陽光温水器の導入を即決! なんといっても価格が20万円を切っていることが導入の最大の理由です。今年の4月より導入させて頂いて、まずビックリしたのが我が家の石油給湯器の灯油の減り方が格段に減っていることです。今までは月に何度もポリタンクに灯油を補充しておりましたが、間違いなく補充の頻度が減ってきています。さらに有難いのはタンクに入っている200ℓのお湯がお風呂2回分も使用できるので、なんの気兼ねもなく、ゆったりとお風呂に入っています。お湯を何も気にすることなく使えるのは、すごく幸せな気分になります。
金沢市の郊外でデイサービスを運営しております。普段よりスタッフには電気やガスの節約を口うるさく言ってますが、なかなか効果がなく毎月の光熱費に頭をいためておりました。太陽光や太陽熱を利用する機器があることを知ってはいたのですが、なかなか縁がなくて話を聞く機会もなかったのですが、今年の頭に知り合いの工事業者の方から「太陽光温水器」のことを聞きました。「ヒートパイプ式」となんとも聞きなれない温水器だなあと思ったのですが、思い切って導入を決意しました。今年の2月から導入したので、日照条件も良くないので、あまり期待はしていなかったのですが、使ってみると冬場にも関わらず、お湯が普通に使用できることにまずはビックリ! 以降は春、夏とフル稼働。これでスタッフに口うるさく言う必要がなくなりました。わたしとしては、もっともっと使用できる湯量を増やしたいので、もう1台導入を検討中です。かなり思い切った決断でしたが、今となっては良かったと思います。
ご不明な点はERA-JAPAN株式会社までご連絡下さい。
受付時間:午前9:00〜午後6:00(休日、土日・祝日は除く)