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【兼務問題】滋賀県議会が嘉田知事に懸念の声

11/29 13:15

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嘉田由紀子滋賀県知事が「日本未来の党」の代表に就いたことをめぐり、29日から始まった滋賀県議会では、知事と代表の両立に懸念の声があがっています。

28日、政党として正式に発足した「日本未来の党」の嘉田代表は、こども手当てにかわる「子育て応援バウチャー」などを目玉にした政策を30日までに発表する方針です。保育園などを利用するために、現金ではなく金券などで、年間およそ31万円を中学卒業まで支給するとしています。嘉田代表は、「私自身、60年生きてきて、子育てと仕事の両立の苦労もしてきたので、我が人生をすべて、この政策にうめ込んだということです」と述べました。一方、29日から滋賀県議会が始まり、嘉田知事の「国政進出」に、議員からは質問が相次ぎました。滋賀県議員から、「知事職を辞職して、堂々と政党の代表として臨まれるべき」「知事として、道半ばまでもいってません。(県民に対する)裏切りだとは思いませんか?」などと厳しい意見が出ました。嘉田知事は、「政務と公務をしっかりわけて取り組む」などと話し、理解を求めました。

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