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双葉町長に町村会長の辞任要求11月29日 20時45分
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除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設を巡って、28日に福島県と地元の双葉郡が行った協議を福島県双葉町の井戸川町長が欠席したことを受け、双葉地方町村会は、井戸川町長に対し、町村会の会長職を辞任するよう求めていることが関係者への取材で分かりました。
福島第一原発周辺の双葉郡の自治体は28日、福島県と会合を開き、除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設の建設に向けた国の現地調査を受け入れることを決めました。
しかし、双葉郡の8つの町村の中で唯一、双葉町の井戸川克隆町長は「国からきちんと説明を受けていない」などとして出席しませんでした。
これを受けて、双葉郡の8つの町村長で作る双葉地方町村会は「町村会としての組織が機能しなくなる」などとして、井戸川町長が務める町村会の会長職を辞任するよう求めていることが関係者への取材で分かりました。
井戸川町長はNHKの取材に対し、「そのような話は聞いているが、今は何も話をする段階ではない」と話しました。
また、28日の会合を欠席したことについて、「きちんとしたプロセスを経ずに、物事が決まっていくのは間違っていると思うので、参加しなかった。先週、知事と話し合い、町の総意ではなく個人的な意見として中間貯蔵施設建設のための現地調査は受け入れることができないと伝えた」と話しました。
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▽ 中間貯蔵施設 年明けにも現地調査 (11月29日 4時20分)
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