韓国の政府、企業、家計を合わせた債務、つまり“国の借金”は、GDP=国内総生産の2.3倍を超えました。
金融監督院は27日、「ユーロ圏の危機から学ぶ教訓」と題した報告書を発表し、韓国の国家債務、つまり国の借金がことし6月時点で、およそ2962兆ウォン、2兆6000億ドルで、GDPの2.3倍を超えたことを明らかにしました。
韓国のGDPに対する国家債務は、2000年におよそ1.5倍に過ぎなかったものが2007年に2.0倍に、2010年に2.15倍になるなど、引き続き膨らんでいることになります。
金融監督院は、韓国の国家債務はスペインやイタリアなどに比べると、規模や拡大のスピードの面で危惧する状況ではないとしながらも、家計の債務は、毎年10%以上も増え続けていて、安心できる状況ではないとしています。