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滋賀報知/2012/2/28 0:06
http://www.shigahochi.co.jp/search.php?type=editorial&run=true&sort=open_time&sort_PAL[]=desc&120228

自衛隊派遣要請の遅れは、県にも責任がある

 23日の国会の衆院予算委員会で、金子一義・元国土交通相(自民)は、今月2日の大雪に伴う滋賀県の陸上自衛隊派遣要請が大幅に遅れたことを批判した。金子氏の発言に対し嘉田由紀子知事は「県の対応は適当で、事実関係を知ってから指摘してほしい」と反論した。
 県によると、西川喜代治・高島市長は午後2時40分、自衛隊派遣要請をしてもらおうと嘉田知事の私用の携帯電話にかけたが、嘉田知事から応答なし。そこで同市長は2時44分、県の小椋正清・防災危機管理監の公用の携帯電話にかけるが、つながらなかった。この当時、嘉田知事と小椋管理監は、県庁で県が市町を集めた“危機管理研修会”に出席していた。その後、県は自衛隊からの連絡で事態に気づき、嘉田知事は5時40分に自衛隊に派遣要請した。
 嘉田知事は「公務中で私用の携帯電話までチェックしていなかった。市から県の担当課に連絡してもらえれば、すぐに対応できた」と市の対応を暗に批判。一見、嘉田知事の言い分に理がありそうだ。
 しかし西川市長は、自衛隊要請はトップ同士の判断でないと無理との思いから、県が緊急時のために平成22年に開設した「県—市町危機管理情報伝達ホットライン」を使ったもので、それが機能しなかったことの方が重大である。また西川市長は、嘉田知事からかかってくる電話番号を自らの携帯に登録したものを使ったと見られるが、それが公用か私用電話か市長に判別できたかは疑問だ。
 いずれにせよ県管理監の場合は、公用の携帯にかかっており、ホットラインの趣旨から公務中でも即座に応答すべきものである。もし3時間の対応の遅れが人命につながっていたら、嘉田知事の引責問題に発展していただけに、嘉田知事にも、もっと謙虚な反省が必要だろう。




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