海中転落死亡の男性に刺し傷 神戸

11月29日 15時35分

２９日未明、神戸市で、乗用車が岸壁から海に転落し男性１人が死亡しました。
男性の腹部には刺し傷があり、両手を縛られるなどしていたということで、警察は、殺人などの疑いで転落の直前に車から飛び降りて現場から立ち去った男の行方を捜しています。

２９日午前０時２０分ごろ、神戸市中央区の岸壁から乗用車が海に転落し、海中に沈んだ車内から宋明浩さん（５２）が見つかり病院に運ばれましたが死亡しました。
警察の調べによりますと、宋さんの腹部には刺し傷があり、両手を縛られ口も粘着テープでふさがれていたということです。
この岸壁はふだんは車止めのポールが立てられていますが、当時、ポールは地面に下りていて車が入れる状態になっていたということです。
また車はナンバープレートが外されていたほか、転落する直前に運転席から別の男が飛び降りて現場から立ち去ったのが目撃されているということです。
警察は、殺人などの疑いで捜査を始め、立ち去った男が何らかの事情を知っているとみて捜査しています。