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【グラニュース】


金崎退団、欧州挑戦へ

2012年11月29日 紙面から

ミニゲームでボールを追う金崎=トヨタスポーツセンターで

写真

 名古屋グランパスのMF金崎夢生(23)とMF三都主アレサンドロ(35)が今季限りで契約を満了し、クラブを退団することが確実になった。28日までにそれぞれクラブ幹部と面談し、来季契約しないことを告げられた。金崎は移籍3年目の今季、主力として活躍。ただ、この冬の移籍期間で欧州に挑戦する意向を持っており、クラブ側はその成否にチーム編成が左右されることを危惧した。三都主はJ2の複数クラブから非公式のオファーがあり、現役を続行する意思を強調した。

 鮮やかなドリブルでサイドを切り裂いてきた大型アタッカーが、欧州挑戦という荒波にこぎ出すこととなった。この日、金崎本人は「僕個人のことは今は話したくありません。最終戦に向けて、チームのためにしっかりと準備をしたい。それだけです」と沈黙を守った。ただ、計画は水面下で着々と進んでいた。

 金崎には昨夏、ドイツ1部のアウクスブルクから獲得オファーが届いていた。しかし故障を抱え満足なパフォーマンスを発揮できないことから移籍を断念。そして31試合出場で自己最多の5得点を挙げた今季、再び挑戦への気概が高まった。すでに多くの若いJリーガーをドイツのクラブに紹介している代理人のトーマス・クロート氏に委任し、移籍先を模索中。ただ、現時点で有力なオファーは届いていない。

 この状況を踏まえ、グランパス側は金崎への契約更新を取りやめた。欧州の移籍期間が終わる1月末まで金崎の決断を待たなければならない可能性があり、チーム編成が遅れることを避けるためだ。もちろん金崎自身も移籍先が見つからず欧州挑戦を断念した場合に備えている。すでに国内クラブにも水面下で移籍を打診。移籍金がかからないこともあって数クラブから興味を示されており、その中でも清水が最有力候補に挙がっている。

 三重県出身の金崎は2010年に大分から3年契約で加入。国際Aマッチ5試合に出場し、ロンドン五輪代表候補にも選ばれるなど、大器として将来を嘱望されていた。

 

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