角川グループホールディングスは26日、ゲーム事業会社の角川ゲームス(東京・千代田)を4月1日に設立すると発表した。新会社の社長には、テクモ元社長の安田善巳氏が就く。
拡大が続くゲーム市場をにらみ、角川グループが保有するコンテンツを題材としたゲームソフトなどを販売する。
資本金は2億5000万円で、角川グループホールディングスが全額出資。
これまで角川グループでは角川書店、アスキー・メディアワークス、エンターブレインといった出版事業会社がそれぞれゲームソフトなどを制作していた。
グループを横断した専門の角川ゲームスをつくることで、営業力やゲーム制作能力を高める。グループ外のゲーム開発・販売会社との連携も強化する。
2009/03/27, 日本経済新聞 朝刊より