福島のニュース
自民・福島5区は坂本氏 吉野氏、なお出馬に意欲
自民党福島県連は27日、衆院選福島5区について、元議員の坂本剛二氏(68)の公認が正式に決まり、同区への立候補に意欲を示していた前議員(比例東北)の吉野正芳氏(64)が比例東北に回ると発表した。党本部が方針を県連に伝えた。 県連は福島第1原発事故の地元県の候補者となる吉野氏を比例の「復興枠」で優遇するよう党本部に要請している。平出孝朗幹事長は「復興枠を設けるべきだとの考えで安倍晋三総裁、石破茂幹事長とも一致している」と述べ、比例名簿の上位登載に自信を示した。 ただ、吉野氏は福島5区への立候補を正式に断念しておらず、27日にいわき市であった立候補予定者による公開討論会に参加した。衆院選公示直前に発表される比例名簿での処遇と吉野氏の判断が焦点となる。 自民党は坂本、吉野両氏を選挙区と比例代表に交互に立てるコスタリカ方式を採ってきたが、前回で解消。坂本氏は5区で落選し、吉野氏は3区敗れ比例で復活当選した。 5区には民主党前議員の吉田泉(63)、共産党新人の吉田英策(53)、日本維新の会の元民主党衆院議員宇佐美登(45)の各氏も立候補を予定している。
2012年11月28日水曜日
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