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本人確認せず私設私書箱運営で逮捕11月29日 5時59分
東京のビルに置いた私設私書箱を本人確認をしないまま使わせていたとして、運営者の男が逮捕され、警視庁は私書箱が悪用されて振り込め詐欺の被害者から送られたとみられる2億4000万円余りが別の場所に転送されていたとみて調べています。
逮捕されたのは、東京・杉並区の無職、細谷佳史容疑者(29)です。
警視庁の調べによりますと、細谷容疑者は東京・西新宿のビルの一室に私設私書箱を置いて郵便物などの受け取りや転送のサービスをしていましたが、ことし2月、本人確認をしないまま私書箱を使わせていたとして、犯罪収益移転防止法違反の疑いが持たれています。
これまでの調べによりますと、今月までの3年間に振り込め詐欺の被害者とみられるおよそ70人から合わせて2億4000万円余りが私書箱に送られたあと、別の場所に転送されていたということです。
警視庁は振り込め詐欺に悪用されていたとみて、利用者や現金の転送先などを調べています。
警視庁によりますと、調べに対し「本人確認をしていた」などと容疑を否認しているということです。
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