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梅田阪急が全面開業 キタにぎわい多重奏阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)が7年間かけた建て替え工事を終え、21日に全面開業した。総額600億円かけて売り場面積8万平方メートルを誇る西日本最大の百貨店に生まれ変わった。JR大阪駅周辺の「キタ」での百貨店の増床ラッシュを締めくくる大改装は、周辺の百貨店の集客増や鉄道の旅客数の底上げにもつながっている。 21日オープンしたのはエルメスなどのバッグや革製小物を集めた売り場など。開店1時間半前から約1800人の列ができた。「生活様式やファッションにこだわる顧客を意識した」(阪急阪神百貨店の荒木直也社長)。エルメスの職人がバッグなどを作るイベントも開いた。 集客効果を高める「劇場型百貨店」として、ファッションショーなどを開くためのホールやギャラリーなどにフロア面積の約2割をあてた。 今後1年間の売上高は2011年度の約1・7倍にあたる2130億円(紳士服専門の「阪急メンズ大阪」を含む)を目指す。出足は上々で、10月25日の先行開業から6日間で入店客数は約100万人に達し、半月で前年同期の約2・2倍に達した。 改装効果は周辺にも波及し、阪急梅田駅では10月24日から11月18日の乗降客数が前年同期より4・5%増えた。JR大阪駅の近距離切符(100キロ圏内)の売り上げも10月25〜30日は5%増で、「京都、神戸などの消費者を呼び込んだ」(関係者)とみられる。 ライバルも“漁夫の利”を得ている。大阪地区の10月の百貨店売上高は前年同月比2・3%減と振るわなかったが、梅田地区では大丸梅田店の10月の売上高が3・5%増、三越伊勢丹は、11月に入って前年同月比約10%増と好調だ。 小売業に詳しいアナリストは「新春のバーゲンセール後に注目」(三菱UFJリサーチ&コンサルティングの鈴木ちさ氏)している。景気の減速、個人消費が伸び悩む中で長引く百貨店の衰退に歯止めをかけることができるか、大規模改装の成果が問われる。 (2012年11月21日 読売新聞)
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