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大規模停電 道内物流の混乱続く 貨物列車は大幅遅れ

(11/28 12:14、11/28 14:02 更新)

 27日に起こった暴風雪による大規模停電は、室蘭市や登別市などの企業活動に大きな影響を及ぼしたが、一夜明けた28日も貨物輸送に大幅な遅れが出るなど、混乱は続いている。一方、スーパーなどが営業を再開する動きも出てきている。

 JR貨物は、午前4時から道内での貨物列車の運行を順次再開。ただ、27日は全面運休し、20本の列車が途中駅で停車するなど混乱していたため、各列車に大幅な遅れが発生しており、ダイヤの乱れは今週いっぱい続く見通しだ。

 道南バス(室蘭)は、28日9時40分ごろの再停電を受け室蘭市内線の運行を運行を見合わせている。登別温泉方面など一部路線でも運休が続いており、再開の見通しは立っていない。道内物流中堅のシズナイロゴス(札幌)は28日から通常通りの輸送を再開した。

 スーパーやコンビニなどの混乱は続いているものの、営業を再開する店舗が増え始めている。コープさっぽろ(同)は店舗入り口付近に食料品を並べるなどして全店で営業を再開し、両市内の計2店の前には移動販売車を置いて対応している。一方、室蘭市東町のイオン室蘭店は通常の営業を見合わせたが、店頭で弁当などを販売している。

 セイコーマート(同)も両市の計12店で停電しているが営業しており、両市内にある全18店には水やカイロなどを緊急配送した。サンクス室蘭幸町店は懐中電灯の明かりと電卓計算で夜通し営業を続けた。ホーマック(同)の両市内にある計2店は停電しているが営業は行っており、本社から応援の社員12人を向かわせた。<北海道新聞11月28日夕刊掲載>

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