結婚生活というのは長く経つほど、いろいろあるものです。
妥協したり過去を受け入れたりと、波瀾万丈な夫婦関係も多いですが、ベルギーで結婚19年目を向かえる男性が予想だにしない現実と直面することになりました。
妻が元男性だと知ったのです。
ベルギーの男性(64歳)がインドネシア出身のモニカさんと結婚したのは19年前の1993年のこと。男性は再婚だったのですが、最初の結婚のときのベビーシッターという関係でした。
しかし最近になって、その妻が実は生まれたときは男性で、その後性転換手術を受けていたということを知り、結婚の取り消しを求めています。
結婚した際には、妻をインドネシア国籍からベルギー国籍へ移すのにかなり手間取り、出生証明書などの書類についてベルギー政府はかなり疑問を抱いたようでしたが、最終的には許可が下りたとのことです。
男性によれば、妻のことは完全に女性だと思いこんでいたそうで、現在は侮辱されたような気持だと伝えています。
1度目の結婚相手との間には子供が2人いたことから、モニカさんとは「もう子供は作らない」と話し合い、さらに生理用品を使っているふりなど事実の隠蔽を行ってきました。そのため全く何も気づかず、何年も普通の夫婦としての生活を営んできたそうです。
モニカさんがフルタイムの仕事を始めてから、生活に変化が見られるようになりました。ナイトクラブで派手に遊んだり、露出の多い服を着たりするようになったのです。
また、彼女のパソコンには、男性たちからの誘いメッセージも多く来るようになり、ときには警察を呼ぶほどの激しい喧嘩をしたそうです。
そしてその頃、男性はモニカさんが性転換をしているとの噂を耳にしました。
そのことについてモニカさんを壁に押しつけて詰め寄ったところ、「男性として生まれたけれど女性に変わったので、男性だった過去を言う必要はない」と答えたそうです。
その後は警察騒ぎとなり、現在男性は精神科の治療を受けているとのことです。
現在のところ、裁判ではモニカさんを家から追い出すことを許可しないとの判決が下されていますが、男性のほうは騙されていたと反論しています。
今後2人がどうなるかはわかりませんが、少なくとも19年は完璧な女性でいられたことは確かなようです。
Husband discovers his wife used to be a man after 19 years of marriage