'12/11/28
防長交通もバス値上げ
防長交通(周南市)は、山口県内の乗り合いバスの一部区間で12月1日から運賃を値上げすると発表した。中国ジェイアールバス(広島市南区)が同日から値上げするのに伴い、運行が重複したり共通切符を使用したりする区間で実施する。
対象となるのは、区間が重なる湯田温泉―防府駅間と、中国ジェイアールバスと共通の切符で乗車する新山口駅―東萩駅間。山口駅―防府駅間が50円増の840円、新山口駅―東萩駅間は30円増の2千円となる。2区間で平均4・9%アップする。
防長交通の運賃値上げは2010年7月に4・4%引き上げて以来。同社は「10年に改定した際、値上げしなかった区間。燃料高騰などもあり、引き上げざるを得なかった」と説明している。同社は中国運輸局に16日、運賃値上げを申請、20日に認可された。
県内のバス事業者は、中国ジェイアールバスが12月1日に15年ぶりに4・8%値上げする。サンデン交通(下関市)は4月、15年ぶりに7・6%値上げした。