- [PR]
政治
【衆院選】日本未来の党結成 決断を後押しした小沢氏の一言
滋賀県の嘉田由紀子知事が新党「日本未来の党」の結成を決断したのは今月24日。背中を押したのは国民の生活が第一の小沢一郎代表の次の一言だった。
「嘉田さんが国のために動いてくれるなら、国民の生活が第一がなくなっても、自分が代表から降りてもいい」
この日、小沢氏は自ら滋賀まで出向き嘉田氏の説得にあたった。それまで面会を申し込んでも明快な返事を得られなかったためだ。
22日、小沢氏とみどりの風の谷岡郁子共同代表らが会談した際、嘉田氏との連携が話題になった。小沢氏は「嘉田さん次第だよな」とつぶやいたものの、谷岡氏らからも「嘉田新党」に期待する声が出たことで、「脱原発」を軸とした勢力の結集に手応えを感じた。
小沢氏は滋賀に向かう途中、名古屋で新幹線を降り、河村たかし名古屋市長に会い、「嘉田新党」で意気投合。その勢いのまま嘉田氏と会談したのだった。
26日夕方以降、嘉田氏のもとに親族、知人らの電話が相次いだ。同日報道された新党結成に、関係者のほとんどは一様に驚いた。姉の明堂(みょうどう)純子(すみこ)・埼玉県本庄市議もその一人だった。
「大物議員の傀儡(かいらい)になってはだめよ」
妹の行く末を心配した姉に嘉田氏は「多くの人に自分の思いを分かってもらい新党が一枚岩で動けば、大きな力になる」と述べたものの動揺は隠せなかった。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]