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東日本大震災で発生したがれきの試験焼却に向けて、石井知事は、28日、県内の受け入れ市町村などや岩手県と、早ければ今週中にも覚書を交わす考えを示し、できるだけ早く実施したいと述べました。
これは28日の県議会で自民党の高平公嗣議員の質問に答えました。
がれきの試験焼却については今月19日、富山市や立山町など5つの市町村で作る富山地区広域圏事務組合と高岡市が実施することを決め、県に調整するよう要請しました。
これを受けて県は、岩手県などと試験焼却の量やがれきの運搬方法、放射線の測定方法などの調整を進めていて、早ければ今週中にも岩手県と受け入れ市町村などとの間で覚書を交わす方針です。
そして石井知事は、試験焼却の実施時期について次のように述べました。
石井知事「がれきの輸送手段の確保のほか、搬出側および受け入れ施設側との調整を経て早急に決定されることになる」「できるだけ早く試験焼却が実施されることが望ましいと考える」
富山地区広域圏と高岡市は、年内にも試験焼却を実施したいという意向を示していて、県は、覚書の締結後、速やかに実施基本計画を策定するとしています。
また、実施の際には、搬入から処理まで一連の過程の中で放射能濃度を測定し、その結果をホームページなどで公開する方針です。
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