■安倍晋三・自民党総裁
この選挙で何が問われているか。私たちは国民との約束、政権公約を発表したんです。もう「マニフェスト」という言葉は恥ずかしくて使えない。この3年間に使えなくなってしまった言葉が三つあります。ひとつは「マニフェスト」。もうひとつは「近いうち」。そして、米国人に対しては、絶対に「トラスト・ミー」とは言ってはいけない。
私たちは、この政治の混乱と停滞に終止符を打とうと決意して、政権公約にできることしか書いていないんです。3年前、政権をなぜ失ったか、私にも責任があった。自らを見つめ直してきました。
そして、政策を鍛え上げてきたんです。自信を持って発表したのが、私たちの政権公約なんです。この選挙で何が問われているか。それは、政治の信頼であります。3年前の民主党のマニフェストによって、政治そのものに対する信頼が失われてしまった。我々は、なんとしても、まずこの政治に対する信頼を取り戻していく大きな責任がある。(栃木県さくら市の街頭演説)