ニュース詳細
ノロウイルスの患者急増 注意呼びかけ11月28日 4時6分
K10038013611_1211280444_1211280450.mp4
ノロウイルスなどによる感染性の胃腸炎の患者が、ことしはこの5年間で最悪のペースで増えていることから、厚生労働省は、食べ物による感染を防ぐため、飲食店などに対し、手洗いや調理器具の消毒などを徹底するよう呼びかけています。
ノロウイルスは、感染力が非常に強く、患者が吐いたものなどに触った人の手などを介して、口から感染し、激しいおう吐や下痢を引き起こします。
国立感染症研究所によりますと、全国およそ3000の小児科から報告されるノロウイルスなどによる感染性の胃腸炎の患者数は、先月中旬から増え始め、今月18日までの1週間で1医療機関当たり11.39人となっています。
これは、この期間としては、この5年で最も高い値です。
また、先月から全国の飲食店や旅館などで起きたノロウイルスによる食中毒は37件で、患者はおよそ1100人に上っているということです。
このため厚生労働省は、食べ物による感染を防ぐため、飲食店などに対し、石けんで手洗いするほか、調理器具を85度以上の熱湯で1分以上消毒すること、それに、感染した人が使った食器などは塩素系の消毒剤で洗うことなどを徹底するよう呼びかけています。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|