パナソニック「ナノイー発生機」
パナソニックはナノイー発生機に関して、「ナノイー除菌」等といかにもインフルエンザ対策に効果的であるかのような宣伝していますが、あくまで宣伝しているのは除菌に関してであり、対ウィルス性能ではありません(…それらは別なんです)。
ウィルス対策としては、ナノイーの効果は実のところそれ程実用的ではありません。その性能は、シャープのプラズマクラスターイオンや、サンヨーのウィルス・ウォッシャーに大きく劣ります。
そのため、インフルエンザ対策としてこの種の製品のご購入をお考えの方には、不向きな製品となっています。
やはりナノイー発生機能を備えたパナソニック製のドライヤー等で、肌に潤いを与える効果が盛んに宣伝されていますが、このナノイー発生機では不思議とその点に対しては触れられていません。加湿器や、ドライヤー使用時には豊富な水分が使えるのに対し、この製品では水分は空気中の物だけですので、その点で肌に十分な効果を与えるまでにはならないのかもしれません。
ただ、この製品では、消臭効果に関しては定評があるようです。シャープ製プラズマクラスターイオン発生機だと、発生ユニットの定期的な交換が必要です(1日24時間作動させた場合、2年2カ月で交換)が、パナソニック製ではそれがありませんので、その用途で使う場合にはこちらが良いように見えます。
このナノイーでは、シャープ製と比べるとイオンにまとわせる水分が多いことが自慢のようですが、使用できる水分はシャープ製と同量の空気中のものだけです。なので、こちらではイオンに水分を多くまとわせて遠くに飛ばしやすい(イオンの寿命が長い)分、発生するイオンの量は自体は少ないかもしれません。
▼2012年度型
型番 | F-GMHK10 (※加湿機能付) | F-GMH04 (※AC電源+充電可型) |
商品画像 | ||
適用床面積 | 〜約3畳 (加湿〜6畳) | 〜約3畳 (コードレス時〜1畳) |
内蔵ナノイー発生機数 | 不明 | 不明 |
▼2011年度型
型番 | F-GMG01 (※AC電源&車載両用) | F-GMGK02 (※加湿機能付) |
商品画像 | ||
適用床面積 | 〜約1畳 | 〜約1畳 |
内蔵ナノイー発生機数 | 11年式×1個 | 11年式×1個 |
▼2010年度型
型番 | F-GME15 | F-GME03 | F-GMFK02 (※加湿機能付) |
商品画像 | |||
適用床面積 | 〜約8畳 | 〜約2畳 | 〜約1畳 |
内蔵ナノイー発生機数 | 2個(除菌スピード1.5倍!) | 1個 | 1個 |
関連リンク: