3号機も詳細調査へ タービン1基、超音波に異常波形
(2012/11/28 14:40) 中部電力浜岡原発4号機(御前崎市佐倉)の低圧タービンの羽根で破損が見つかった問題で、中電は28日、同型の3号機タービンで実施した超音波検査でも、一部の羽根の取り付け部で通常とは違う波形を確認したと発表した。4号機と同様に、羽根の一部にひび割れが発生している可能性を含めて詳細に調査する。
中電によると、3号機の低圧タービンは全部で3基あり、そのうち1基の一部で通常とは異なる波形が複数カ所発見された。今後、点検を進める。
4号機タービンでは超音波検査の結果、羽根取り付け部で通常とは異なる波形があり、11月から始めた羽根を取り外した詳細調査で羽根の一部で破損が発覚した。これまでに調査対象の羽根約1700本のうち72本を調べたところ15本で割れや亀裂が見つかった。「原因は分かっていない」(広報担当者)という。4号機は来年3月までに原因を特定する方針。
浜岡原発は昨年5月に全炉停止し、3〜5号機は定期検査中。
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