生活保護受給:80代母と長男、衰弱死か 札幌
毎日新聞 2012年11月28日 00時35分(最終更新 11月28日 00時56分)
27日午後1時10分ごろ、札幌市東区北38東9のアパートの一室で、居住者の80代女性と長男の60代男性とみられる2人が布団の中で死亡しているのを、管理会社と東区役所職員が発見し、110番した。2人に目立った外傷はなく、死後1カ月以内とみられ、札幌東署は親子が相次いで衰弱死した可能性があるとみて調べている。
同署などによると、同日午前、女性方の郵便受けに新聞がたまっていると、付近住民が区役所に連絡した。新聞は今月16日以降、取り込まれておらず、2人はそれぞれ別の部屋の布団の中で死んでいた。親子はそれぞれ生活保護を受けており、区職員が母親と10月5日、息子と同16日に区役所で面談していた。室内の水道は今月12日から止められており、電気も止まっていたという。【伊藤直孝】