最終更新: 2012/11/28 20:28

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みどりの風、嘉田新党に一部合流へ 「維新」と「みんな」は破談

「卒原発」を掲げ、新党結成を表明した滋賀県の嘉田知事に、「国民の生活が第一」、「減税日本・反TPP(環太平洋経済連携協定)・脱原発を実現する党」が合流。
みどりの風も27日夜、一部合流することを明らかにした。
一方、「日本維新の会」と「みんなの党」の合流は破談になった。
選挙選に向け、乱立していた第3極の構図が固まってきた。
滋賀県の嘉田知事は「国民の皆さんの『今のままでは選ぶ政党がない』、『本当の第3極をつくってほしい』という声に応え、新しい党をつくります。私たちの名前は『未来の党』。正式には『日本未来の党』でございます」と述べた。
公示まであと1週間。
第3極連携に向けての動きが、ヤマ場を迎えている。
27日、滋賀県の嘉田知事は、原発への依存度を徐々に減らす、「卒原発」を掲げる「日本未来の党」を旗揚げした。
脱原発を掲げるほかの政党や、政策に賛同する議員に広く合流を呼びかけ、政党として衆院選に向けて候補者の擁立を目指す。
滋賀県の嘉田知事は「他の党との連携でございますけれども、ここの呼びかけは、すべての皆さんにさせていただきます。それぞれの党で、あるいは個人で手を挙げていただく方、『この指止まれ方式』でさせていただきたいと思います」と述べた。
この呼びかけを受け、27日夜、各党が慌ただしく動いた。
多くの報道陣が集まった国民の生活が第一の本部。
窓からは、谷 亮子議員らが電話をかける姿が見えた。
そこに、電話で話しながらやって来たのは、減税日本・反TPP・脱原発を実現する党の山田共同代表。
裏口から、ビルに入っていった山田氏。
およそ15分後、山田氏は、国民の生活が第一の小沢代表とともに現れ、ツーショット会見で、両党そろって日本未来の党に合流することを発表した。
国民の生活が第一の小沢代表は「政策的主張が一緒であるし、ともに合流して、選挙戦を戦おうということになりました」と述べた。
また、減税日本・反TPP・脱原発を実現する党の山田共同代表は「この(日本)未来の党に、わたしどもも合流する。そして、(国民の)生活が第一も合流する。そういう形で、一緒にやろうということで、今、話したところです」と述べた。
対応を協議していたみどりの風は27日夜、会見を行い、政党としてのみどりの風を残したまま、衆議院のみ日本未来の党に合流し、選挙戦を戦うと発表した。
午後10時半ごろ、みどりの風の谷岡共同代表は「私どもみどりの風の衆議院候補は、『未来』に入る形で戦います。しかしながら、この4代表、すべて参議院議員でございますが、私どもは合流はいたしません」と述べた。
一方、石原代表と橋下代表代行がそろって演説をした日本維新の会。
橋下氏が、みんなの党へ呼びかけていた合流話の回答期限は27日だったが、結局、実らなかった。
みんなの党の渡辺代表は「維新は維新、みんなはみんな。良きライバルであり、良き友であると」と述べた。
日本維新の会の松井幹事長は「(合流は正式に断念?)いや、断念というか、この時期になればもう無理だと」と述べた。
勢力結集が注目された第3極は、日本維新の会と、合流は見送ったが選挙で協力するみんなの党。
そして、日本未来の党を中心とする脱原発勢力という、二分化が明確になった。

(11/28 00:02)


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