体重のかかり方 | 足が地面から離れる | 100% | 60 kg | いずれの場合も縊死し得る |
足がつき膝が曲がる | 70〜80% | 42〜48 kg | ||
膝がつく | 20% | 12 kg |
○死の機序
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定型縊頸 | 絞 頸 |
前頸部正中(舌骨と甲状軟骨との間)から下顎角の下を通って耳の後まで斜方向に索溝が走り、最低位で索溝は最も深く、最高位に近づくほど浅くなる。 索溝の上下で皮膚の色に差がない (顔面のうっ血がない)。 頸部内部で皮下筋肉内出血や舌骨・甲状軟骨の骨折はほとんどない。 吊るされた状態で放置されていれば、死斑は手先や足先に出現。 |
ほぼ水平方向に索溝が走り、深さは一様 (締め方などで差が出ることもある)。 索溝より上部でうっ血著明 (椎骨動脈が閉塞しないから)。皮膚や眼瞼結膜に溢血点も認められる。 交叉した索溝や防御創 (自分の爪痕) が見られることもある。 頸部内部で皮下筋肉内出血が見られるが、舌骨・甲状軟骨の骨折はほとんどない。 死斑は体の下部に出現 (体位による)。 |
●外部所見
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