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【サッカー】

町田・秋田監督 ヘディング注入

2012年11月28日 紙面から

チーム再建への意気込みを語る町田の秋田新監督=町田市内

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 日本フットボールリーグ(JFL)に降格する町田の新監督に就任した秋田豊氏(42)が27日、東京都町田市内で会見し「戦える集団を作っていきたい」と抱負を語った。今季終了を待たず、異例の「11月始動」となったこの日の練習では、代名詞の「ヘディング」の強化トレーニングで秋田イズムを注入。1年でのJ2復帰に向け「憎たらしいくらい強いチームにする」と、常勝集団への変ぼうを約束した。

 熱血漢のほとばしる情熱があふれ出た。技術、戦術を語る前に、プロとして尽くすべき姿がある−。秋田新監督の言葉は自然と熱を帯びた。「戦い抜く姿勢を見せる。あきらめたり痛がったり、逃げたりするのではなく、立ち向かっていくものを見せたい」

 今季は、東京Vコーチとして町田と対戦した。ボールを支配する力はJ2でも群を抜き「選手個々のポテンシャルの高さも感じた」という。ただ、最下位という現実から導けば、ピッチ上での未熟なメンタリティーが障壁となっていた。だからこそ、下川社長が「最後まで気力を尽くして戦える指導者。日本人で言えば秋田豊が1番」と白羽の矢を立てた。

 秋田新監督が、指揮初日で実践したのは、基本的なヘディング練習だった。練習を見守った楠瀬強化部長は「(選手たちは)中学生がJリーガーに教わるような目つきでやっていた。『戦うとはこうだ!』『男とはこうだ!!』と注入してもらえれば」と、秋田イズムに期待を寄せた。

 町田は天皇杯を勝ち上がり、12月15日の4回戦でG大阪と激突する。秋田新監督は「戦う姿、変わった姿を見せたい。JFLに落ちようが相手が強かろうが、勝ちにこだわってやる」と力強く宣言。熱血指揮官の闘魂魂は、早くもメラメラと燃え盛っている。 (松岡祐司)

 

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