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【グラニュース】


奇跡のACL出場へ闘莉王ゴール

2012年11月28日 紙面から

次戦の浦和戦でJ1通算300試合出場に達するグランパスのDF闘莉王=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(木村尚公撮影)

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 名古屋グランパスのDF田中マルクス闘莉王(31)が27日、今季最終節の浦和戦(12月1日、埼玉)に向けて、自らのJ1通算300試合出場を白星で飾る決意を語った。6年間在籍した古巣との今季最終戦が節目となることに、「何か運命を感じる」としみじみ。アジアチャンピオンズ・リーグ(ACL)出場へ望みをつなぐためにも、勝ってシーズンを締めくくる。

 慣れ親しんだ埼玉スタジアムが、闘莉王の300試合出場の“祝賀会場”と化すのか。それともグランパスの望みが断ち切られるのか。浦和戦を前に、闘莉王は不思議な感慨を口にした。「浦和戦はいつも特別な試合になる。何か運命を感じるんだ。今回も偶然じゃないような気がするよ」

 昨年は震災による中断明けの初戦で浦和と戦った。今季も闘莉王の誕生日(4月24日)直後の4月28日に浦和と戦い、「まさか31歳での一発目が浦和とはね」と苦笑していた。目に見えない糸で結ばれているかのような浦和との関係を、闘莉王は実感している。

 「300」という数字については、「500試合出場のナラさん(GK楢崎)に比べればまだまだ」と笑い飛ばす。数字自体はあまり意識していない。「300試合出ることより大事なのは、『何をしてきたか』『何を残してきたか』ということ」と闘莉王は語る。「オレは今まで一度も手を抜いたことはない。引き分けでいいと思ったことは一度もない」

 前節鹿島戦の敗戦により、ACL出場圏内の3位はかなり難しくなったが、全力疾走を貫いてきた男があきらめるわけはない。「残り一試合。最後までやり切る」と力を込める。次戦もFW起用が濃厚。因縁の浦和戦で、闘莉王のゴールが奇跡を起こす。 (木村尚公)

 

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