医師免許がないにもかかわらず男性患者のペニス増大手術を2010年1月から昨年9月までの間に計3回行ったとして、警視庁生活環境課は25日、東京都港区の「メディクリニック南青山」(閉院)の元事務長で職業不詳の沢部勝仁容疑者(47)を医師法違反の疑いで逮捕した。いわゆる“真珠入りのチ○コ”の事件だが、ニセ医師どころか、自己流でやっては痛い目に遭う男性もいるようだ。
警視庁広報課によると、「沢部容疑者は38歳の男性患者のペニスに局所麻酔注射を打ち、シリコーンボールを挿入して縫合する整形手術を行ったが、患部の腫れや痛みがひかずに男性患者との間でトラブルになっていた」という。男性が手術の際に隠し撮りしていた映像記録から沢部容疑者の医療行為を特定。容疑を認めている。
同院で施術を受けて後遺症が残っている被害者らの情報掲示板には、同様の手術を受けた患者の悲痛な被害報告がある。
「(ペニスの)形は変だし、シリコーンボールが抜けてしまい、穴が開いて閉じない」「シリコーンボール3つ入れたら、1つは化膿して出てきた。包茎手術もしたが縫い目は最悪、人前に出せないアソコになりました」「亀頭に脂肪注入する手術で、注射器で別の半透明の液体を注入され、数か月たっても固くなったまま」などなど。
同クリニックを開院するために、沢部容疑者に名義を貸した実在の医師が院長を務める渋谷区内の美容クリニックも、何らかの事情で閉院している。沢部容疑者は患者らに対し「山下」「山本」など偽名を名乗り医療行為を行っていた。
ネットにはぞっとする書き込みがあるが、我流で“真珠入り”の陰茎を実現しようとして痛い目に遭う男性もいる。
長年刑務所で過ごしたことがある男性は「歯ブラシの柄を糸とかで1センチくらいの輪切りにし、それを壁をやすり代わりに根気強くゴリゴリと削り、5ミリくらいの玉にする。残った歯ブラシの柄の先もつまようじのようにとがらせて、ペニスの皮に穴を開け、玉を入れる。だいたいうんで腫れ上がり、傷口から玉が出てしまう。服役中はヒマでしょうがないから、やってみるヤツは多い」と明かす。都市伝説化している“歯ブラシの柄”入りの陰茎は、実際にあるということだ。実際、法務省が発表した「裸体検査による不正行為等の摘発事例」によると、「玉入れ検査を実施した際、受刑者が陰茎部に玉を挿入していたのを摘発した事案」「陰茎に通称『玉』を入れる自傷事犯を摘発した事例」「陰茎挿入用の玉を口の中に隠しているのを摘発した事案」など、“真珠入りチ○コ”を試みた事例には事欠かない。発覚したら当然、懲罰が科せられる。
前出男性は「口の中に隠してたっていうのは、玉を殺菌していたところだ。口の中は雑菌だらけなのに、唾で殺菌できると信じてしまうから。あそこがうんでバレるのを防ぐために、わざと転んで膝とかを地面に打って、抗生物質をもらうこともあるが、結局うんじゃうな」と言う。
ほかに試される改造は入れ墨だという。「ボールペンで亀頭をブチブチ刺して、真っ黒にする。うむことはないし、30年たっても黒いままだ」(同)
男の探求心は果てしない。