石川遼まさかの新ドライバー投入
2012年11月28日 16時10分
男子ゴルフの最終戦「日本シリーズJTカップ」(29日~12月2日、東京よみうりCC=パー70)に石川遼(21=パナソニック)がまさかの新ドライバーを投入する。
27日はラウンドを行わず会場の練習場で調整したが、石川がテストしたのは契約するヨネックスが来年発売予定の新モデル。「これまでより平均で2~3ヤードは飛んでいる。明日(28日のプロアマ)、コースで使ってみて、良かったら試合でも使いたい」。1Wだけでなく、3W、5Wもチェックし、手応えを口にした。
石川が新しいクラブを手にすること自体は決して珍しくないが、国内ツアーはこれがシーズン最終戦。しかも、来季は別のメーカーへの移籍が決定的となっている。その状況での来季モデル投入は意外すぎる展開だ。
それでも石川は「フェースが黒みがかっているのはボクのリクエスト。ヘッドの形状もメーカーと時間をかけて話し合ってきた」と、契約してきた5年間の集大成ともいえるクラブであることを強調。国内ツアーは最終戦だが、団体戦を含めて海外で2試合を残しており「常にいいものを求めていく姿勢は変わらない」と話した。
今季で契約が切れる石川が来年、ヨネックスのクラブをPRすることはないが、新ドライバーを使用した大会で即優勝となれば、宣伝効果は抜群。どうやら最高の“置き土産”を残すつもりのようだ。
