来月に総選挙を控えた日本で、与党・民主党がマニフェスト(政権公約)に、独島(日本名:竹島)について「韓国によって不法占拠されている」と明記した。
野田佳彦首相は27日に発表した衆院選マニフェストで「竹島は韓国によって不法占拠されている」として「国際法に基づく平和的な解決を粘り強く求めていく」と訴えた。民主党は中国と領有権争いを繰り広げている尖閣諸島(中国名:釣魚島)についても「日本固有の領土だということは歴史的・国際法的にも疑いの余地がなく、この島をめぐる領有権問題はない」と主張した。
民主党はまた「2030年代に原発ゼロ」という目標を達成するために、40年運転制限制を厳格に適用し、新設・増設は行わないと明記。核燃料の再処理問題については、必要性などを再検討するとした。日本には、核兵器に転用できるプルトニウムの生産が可能な核燃料再処理施設がある。