「「安倍晋三、統一協会に祝電」キャンペーン、慎重に進めましょう」
政治経済
現・内閣官房長官であり、次期自民党総裁・首相の有力候補とも言われている安倍晋三氏が、さる5月13日に統一協会のイベントに祝電を送っていたというニュースがあった。
「これは重大なニュースだ!」ということで、ハムニダ薫さんところを中心に、このニュースを大々的に取り上げる、「安倍晋三、統一協会に祝電」キャンペーンが広まっている。スポーツ紙や一部週刊誌、さらには惨景(もとい産経)以外の大手新聞も取り上げ、当初私が予想していた以上の広がりを見せている。
私も以前のエントリーで、この件を取り上げさせてもらった。ここにコメントを寄せて下さる常連さんたちも、この件でいろいろ情報を寄せてくださる。
ただ……。
このキャンペーンに水をさすつもりは決してないのだが、ここでキャンペーンに参加・賛同されている皆さんにちょっとだけ申し上げたい。
「皆さーん、お使いになっている情報・ネタは、本当に信用できるものですかー? 安倍晋三を追い詰めたいという思いは、私も同じなんですが、こういう時だからこそ、慎重さを忘れないでくださいねー!」
誤解のないように断っておくが、私の立場は「反小泉・反安倍」である。
そして今回の祝電事件とそれに関する情報については、「かなりの程度信用していいのではないか」と考えている。
しかしその一方で、ガセネタ等に踊らされる危険性にも、一応は気を配った方がいいかもしれない。
「統一協会のダミーサイトの引用がかなり多いようです」とかいう情報も、ここの常連さんの一人から教えてもらった。
今私の手元に、統一協会と政権与党の政治家との関係を示す資料(というより、サイトのアドレス)がある。ここの常連さんの一人が紹介してくださったものである。
ここに書かれていることが本当ならば、大変なことだ。「すぐにでも、エントリーに使用しなければ!」と、当初私は考えた。
だが……。
ちょっと疑問に思うところがあって、エントリーに使うのをやめた。やめた、というより「その真偽がわかるまでは、使うのを保留」することにした。
以下が、その資料(サイトのアドレス)である。
統一教会に来られた岸信介元首相と文鮮明師
http://www.chojin.com/history/kishi.htm
福田元首相はスピーチで文師の講演内容に同意しつつ、「アジアに偉大な指導者現わる。その名は文鮮明である」との名言を残した。
http://www.chojin.com/history/fukudat.htm
<文鮮明師と統一運動に賛同する方々>
http://www.chojin.com/person/jp.htm
上記のサイトは、ざっと見たところ、統一協会の関連団体(実質的なダミー団体か?)である「天宙平和連合」のHPみたいだが‥‥? 「まさか、ガセではないだろうな?」とか、ちょっとだけ疑っているのだ。
何故ならば、上記のサイトでは、「統一教会」という呼び名を使っている。おや? 確か、かの団体の名称は「統一教会」でなく、「統一協会」では? 何故?
たとえ誤字ひとつといえども、正式な、特に外にも向けた文書で個人名や組織名を間違うのは、許されることではない。組織を紹介するサイトでも同じではないだろうか。私はこれでも、社会人としての経験を持つから、それがわかるのだが。関係者や賛同者ならば、こんな間違いをするだろうか?
それとも、何か意図や理由があって、わざと「統一教会」という名称を使っているのだろうか? 私にはわからない。その辺の事情をご存知の方は、コメントでもトラバでもいいから、ご一報いただけるととありがたいのだが。
せっかく紹介していただいた常連さんには、本当に申し訳ないのだが、真偽や詳細がわかるまでは、とりあえずエントリーへの使用は「保留」とさせていただく。
私が抱いた疑念など、本当は枝葉末節のどうでもいいことなのかもしれない。
ただこういう時こそ、「安倍晋三、統一協会に祝電」キャンペーンに参加・賛同されている皆さんには、「石橋を叩いて渡る」くらいの用心深さを忘れないでほしいのだ。
民主党の永田某議員のメール問題を思い出して欲しい。
当初、民主党は政権与党を攻める側だったのに、不確かなガセネタひとつにのせられてしまったがために、逆に墓穴を掘って、一転して攻められる側に立たされ、世間の笑い者にされてしまった。そして、本題であった「堀江ライブドアと政権与党との怪しい関係」について、追求が困難になってしまった。
最近でも、ネット上でのガセネタにのせられた右翼団体が、それを元に爆笑問題の太田氏に抗議を送って、ネット上の笑い者になってしまった事件があった。
さて今回のことである。
一見、「安倍晋三、統一協会に祝電」キャンペーンをする側が攻勢で、イケイケドンドンのようだ。ただ、こういう時にこそ、デマやガセネタが出回り、またそれにのせられてしまう危険性も高くなる。
そして万が一にでも、デマやガセネタに引っかかってしまったら、逆にこちらが大きなダメージを受けてしまうだろう。下手をすれば、名誉毀損にもなりかねない。そして、小泉・安倍信者のネット右翼は、ここぞとばかりにミスをあげつらい、一斉に攻撃をしかけてくるだろう。
くどいようだが、「安倍晋三、統一協会に祝電」キャンペーンに関わっている皆さんに、もう一度お願いする。
「こういう時こそ、細心の注意を。デマやガセネタにはくれぐれもご注意を。自分に都合のいい情報だからといって、そのまま信用しないように!」
確実な根拠に基づく批判こそが、あの反社会的カルト集団と、それを持ち上げるエセ愛国者を追い詰めることができるのだから。
余談:
しかし、ネタの真偽を見極めるというのは、素人にはなかなか難しいかもしれない。
例えば、マスコミ関連の仕事をされているという「華氏451度」さんあたりが、何か教えてくださるか、参考になるご意見をくださればありがたいのだが……如何か?