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【大津中2自殺】「複数の教師がいじめを放置」遺族主張

11/27 19:11

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大津市でいじめを受けていた男子中学生が自殺し、遺族が市などに損害賠償を求めている裁判で、遺族側は、「複数の教師が、いじめを認識する機会があったのに放置した」と主張しました。

きょうの裁判で遺族側は、自殺した男子中学生について、「4〜5回以上にわたり、暴行を受け、苦痛に顔を歪ませているのを教師が直接目撃した」「『けがが多発している』と教師の指摘があった」などの事例をあげ、複数の教師が、いじめを認識する機会があったにもかかわらず放置したと主張しました。これまで学校側は、「生徒が自殺するまで、いじめに気づかなかった」と主張しています。弁護士は、「明らかに息子が亡くなる前から、いじめの認識があった」「やはり息子は、学校に見殺しにされたのだと思わざるを得ません」と遺族のコメントを伝えました。大津市では、いじめの実態解明のため、市が設置した第三者委員会による調査が続いていて、年内にも報告書をまとめる予定です。

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