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【いじめ調査】半年で651件、大阪市教委

11/27 23:24

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大阪市教育委員会は、市内の学校で今年4月から半年間に651件のいじめがあったと発表しました。中には、「集団で暴行し、運河に飛び込ませる」など、極めて悪質なケースもありました。

実態調査は、市内の小中高校と特別支援学校あわせて466校を対象に実施され、今年4月〜9月までにあわせて651件のいじめがあったことがわかりました。内訳は、言葉によるいじめが437件。遊ぶふりをして叩いたり、蹴ったりしたのが161件。集団による無視が117件と続き、中には、命が脅かされるなどの悪質な事例も3件ありました。警察などによりますと、大阪市内の中学校に通う2年の男性生徒4人は、今年7月、3年生の男子生徒に殴る蹴るの暴行を加え、運河に突き落とし顔などにけがをさせたといいます。被害生徒の保護者が警察に被害届を提出。1人は書類送検され、残り3人はこども相談センターに通告されました。会見で大阪市教育委員会は、「そもそも遊び仲間、加害生徒が2年生になり、自らの力を誇示するようになって関係性が変わった」と報告しました。他にも「尿の入ったジュースを飲ませようとした」ケースもあり、教育委員会は、「この結果を真摯に受け止め、分析した上で再発防止につとめたい」としています。

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