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2012年11月27日(火) 19:30 |
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林原のチンパンジー、京都大へ
経営破綻し大阪に本社を置く長瀬産業の子会社となった林原が、メセナ事業として林原類人猿研究センターで行っていた研究が大学に引き継がれることになりました。 現在、玉野市のセンターで飼育されているチンパンジー8頭は、熊本に移動されることになります。
林原類人猿研究センターで行われていたチンパンジーの研究を受け継ぐのは京都大学です。 京都大学が行った会見で明らかになったものです。 林原が京都大学に行った2億円の寄付を元に新たな研究部門を設置し、研究が引き継がれることになります。 玉野市の林原類人猿研究センターでは、チンパンジーの観察を通して知性、社会、文化などの進化的基盤についての研究を行っていました。 現在も8頭のチンパンジーが飼育されています。 しかし2011年に母体である林原が経営破たんし、スポンサー企業となった長瀬産業は、バイオ分野などの中核事業を引き継ぎましたが、類人猿研究センターなどについては引き受け先を探していました。 京都大学では、飼育していたチンパンジー8頭すべてを今年度中に熊本県宇城)市にある熊本サンクチュアリに移動し研究を行うことにしています。
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