北米トヨタが展開する"サイオン(SCION)"は、アメリカのラスベガスで10月30~11月2日開催された"SEMAショー2012"において多数の「トヨタ86」の北米モデルのサイオン「FR-S」を展示した。

サイオン「FR-S」は、"SEMAショー2012"のスポーツコンパクト部門で、"最注目のスポーツコンパクトカー"としてアワードを受賞するなど、サイオン「FR-S」、兄弟のスバル「BR-Z」がスポーツコンパクトカージャンルにおいて最も出展台数が多い車となっている。そこで、最新のアメリカンスタイル「トヨタ86」の一部をご紹介しよう。


まずは、先日紹介した"サイオンチューナーチャレンジ"で製作された3台のサイオン「FR-S」のうちの1台。「minty FReSh」と名付けられたこの車が今回の"サイオンチューナーチャレンジ"で優勝車両となった。製作したのは、ペンシルバニア州在住のクリス・バッセルジア氏だ。フルレザーのインテリアに加え、フルオーディオシステムを搭載。NeoMotorsports社製の6ピストンキャリパーを採用し、イートン社製のスーパーチャージャーでパワーアップを図っている。フレッシュなスポコンらしい雰囲気が高感度UPのポイントだろうか。


この「カーボン・ステルスFR-S」は"サイオンチューナーチャレンジ"の1台。シカゴ出身のジョン・トカ氏が製作した。Vortech社製スーパーチャージャーとクスコ社製のサスペンションを採用し、ハイエンドオーディオシステムを搭載。アルカンターラの内装に加えレカロ社製のバケットシートを使用し、ゴールドのカラーと相まって大人の高級感を演出している。


"サイオンチューナーチャレンジ"の最後の1は台「FR-S GT」。カルフォルニア州在住、ダニエル・ソン氏が作成した。彼いわく、よく目にするようなレーシングカーに見えないようデザインしたという。カーボンファイバーをふんだんに使用して おり、Sparco製バケットシートの他、トカ氏と同様にVortech社製スーパーチャージャーを採用している。マッドブラックで統一されたボディカラーは独特の雰囲気をかもし出している。


モータースポーツ部品販売やモータースポーツ活動をサポートする"Evasive Motorsports"が製作したサイオン「FR-S」には"HKS"のGTスパーチャージャーや、クスコのサスペンション、プロジェクトミューのブレーキ、レイズのホイール、等を装着し、本格的なGT仕様に仕上げられた車両だ。


エアフィルター等を手がける"エアエイド"が出品したのサイオン「FR-S」はアメリカらしく、ルーフにサイクルキャリアを装着している。レッド&ホワイトのボディカラーがスポーツシューズのようなスポーティさを演出している。


"Cartel / MV Designs FR-S"。やはり、オープンのサイオン「FR-S」も登場した。サイドから見るとクーペのフォルムに見える点が面白い。



最後は、チューニングパーツを手がける"injenテクノロジー"のスバル「BR-Z」。「インプレッサ」WRXを思わせるボンネットの大型エアバルジが目を引く。リヤの大型のGTウイングもスタイリングにマッチしている。

"SEMAショー2012"は、"「トヨタ86」元年"といえるほど、サイオン「FR-S」スバル「BR-Z」が出展された。これまでスポコンはホンダ勢が主役となっていることが多かったがここへ来てトヨタ勢がメインになるかもしれない。この流れがまた日本に逆輸入されて、日本でもスポコン市場が再度盛り上がることを期待したい。"FT86クラブ"では、色別にまとめられているので気になる方はチェックして欲しい。

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