ヤンキースの幹部が26日(日本時間27日)、フリーエージェント(FA)のイチロー外野手(39)と1年契約でほぼ合意という日本での一部報道を否定した。
ヤ軍は現在、ベテラン2投手との再契約が最優先課題。左腕のアンディ・ペティット(40)、守護神のマリアノ・リベラ(42)両投手は残留の方向だが、年俸などは決まっていない。さらにFAのラッセル・マーティン捕手(29)は複数年契約を希望しており、来季総年俸のメドさえ立っていない。
イチロー自身は残留を希望。ヤ軍も大幅な減俸での1年契約には前向きといわれるが、高年俸選手の契約がまとまらないと、イチローへの正式なオファーも本格交渉もできない。残留を基本線としながらも、条件面での話し合いはまだ時間がかかりそうだ。(サンディエゴ)
(紙面から)