NHK北海道のニュース 札幌放送局
登別・室蘭など停電続く
27日、暴風雪に見舞われた胆振地方などでは送電線の鉄塔が倒壊するなどしたため停電が相次ぎました。北海道電力は、復旧作業を急ぐほか移動式の発電機の設置を進めているものの28日朝になっても、室蘭市や登別市など2万1000世帯あまりで停電が続き市民生活に影響がでています。
登別市や室蘭市などでは27日、高圧の送電線がかかった鉄塔が倒壊するなどした影響で停電が続き、北海道電力は復旧作業を急ぐとともに道内の他の地域から発電機を運び設置を進めました。
しかし、北海道電力によりますと午前6時現在、登別市でおよそ1万3300世帯、室蘭市でおよそ7200世帯など3つ市と6つの町であわせて2万1000世帯あまりが停電しているということです。
さらに、一部の地域では、仮の鉄塔を建てて送電線を接続させる作業を行うため全面的な復旧は最大で30日ごろまでかかる見込みです。
寒さの中、停電で暖房が使えない住民のために避難所も設置され、道によりますと、登別市や室蘭市など6つの市と町のあわせて20か所におよそ260人が避難しているということです。
室蘭地方気象台によりますと28日の日中はくもりまたは雨で27日ほどの悪天候にはならない見込みだということです。
悪天候と停電による影響です。
27日、市内のすべての小中学校13校が休校した登別市では、28日も全校が休校します。27日、市内の小中学校26校が休校した室蘭市では28日、小学校8校と中学校6校が休校します。
また、27日、外来患者の診察を取りやめた室蘭市内の2つの病院のうち、日鋼記念病院は停電が続いていても、28日朝から通常通り、外来診療を行うことを決め、市立室蘭総合病院は、停電の復旧状況をみながら28日の外来診察について最終的に決めることにしています。
27日、欠航が相次いだ、道内を発着する空の便は、航空各社によりますと、28日は、エアドゥの午前中の1便が機材繰りのため欠航するほかは、現在のところ、平常通りの運航を予定しているということです。
また、JRも一部の普通列車が運休するほかは平常通りの運転を予定しています。
11月28日 08時14分
北海道のニュース
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