BPOがtvkに勧告「放送倫理上重大な問題」
12/11/27(火)22:21
BPO=放送倫理・番組向上機構、放送人権委員会は、tvkがことし4月に放送した無許可営業のスナック摘発のニュースについて、放送倫理上重大な問題があるという勧告を出しました。
tvkではことし4月11日、スナックの女性経営者が風営法違反の無許可営業の疑いで県警に現行犯逮捕されたニュースを映像と実名で報道しました。
この報道に対し、女性経営者とその家族がプライバシーと肖像権を侵害され、名誉を傷つけられたとしてBPOに申し立てていました。
この申し立てについてBPOの放送人権委員会は、「放送内容に誤りはないが事件は比較的軽微であるにもかかわらず女性経営者の映像を繰り返し流し、本人とその家族に精神的な苦痛を与えた。
プライバシーなどに関する明らかな人権侵害は認められないものの、人権への適切な配慮を著しく欠いており、放送倫理上問題がある」という勧告を出しました。
また、「tvkのサイトにニュースの動画が1カ月あまり閲覧できる状態で放置され、管理に問題があった」と指摘し適切な管理を行うよう要望しました。
今回の報道で藤田記久さんとそのご家族のみなさんに、ご迷惑をおかけしました。
tvkでは、この勧告を真摯に受け止め今後の取材活動や放送に反映させるよう努めて参ります。
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