滋賀県知事 嘉田由紀子さんが市民の党から選挙支援を受けていた
滋賀の嘉田由紀子県知事は、1期目には社民党の支持を受けて当選。2期目には民主党と社民党の支持、連合滋賀の推薦を受けて当選しています。
そして、少なくとも1期目の選挙では、北朝鮮や中国との関係が深い市民の党も嘉田由紀子氏を支援していたようです。以下の写真に写っているのは、市民の党の伊沢桂子氏。
市民の党は、東京都三鷹市の市議会議員選挙で、北朝鮮出身の森大志さんを擁立したことで注目を集めました。森大志さんはよど号ハイジャック犯と日本人拉致の実行犯の息子さん。20才のときに日本に入国していたそうです。
そしてまた、菅総理や鳩山前総理らが、市民の党の派生団体『政権交代をめざす市民の会』へ多額の資金提供をしていたことでも一躍脚光を浴びました。が、なぜかメディアではあまり報道されないままでした。
市民の党の選挙活動
市民の党に所属する山本ひとみ氏、伊沢けい子氏、奥村しょうけん氏などのHPで、嘉田知事の選挙活動に協力していたようすが明かされています。その他の市民の党メンバーとともに、泊り込みでの選挙活動があり、嘉田由紀子支持を訴える電話をかけていたとのこと。
かなり組織的な選挙活動ですが、これのどこが市民の党の言う『組織に依存しない選挙』なのかは、疑問の残るところです。
山本ひとみという方の名前は、黒岩たかひろ氏の疑惑の中でも出てきました。黒岩宇洋氏にかかわる政治団体『越後の暴れん坊』の会計責任者であり、武蔵野市議会議員でもあった人です。『越後の暴れん坊』からの寄付という形で、市民の党へ資金を流していた当事者ということになります。
そして、伊沢けい子さんは東京都議会議員だった人です。2009年の衆院選で、公示日の前に民主党の候補者に投票を呼びかける手紙を送ったとして、公職選挙法違反で逮捕されています。また、森大志さんの選挙活動をサポートしていたことでも知られます。
市民の党の狙い 嘉田知事との関係は
気になる点の一つ目は、嘉田氏と市民の党の関係の深さです。管さんのように30年来の付き合いだったのか。それとも選挙の時点ではじめて知り合ったのか。
もう一点は、市民の党が嘉田氏を支援した理由です。嘉田知事の思想・信条に共感する部分があったのか。それとも、嘉田氏が当選することによって何らかの利益を得られると考えたか。あるいはライバル候補を落選させることが目的だったのか。
市民の党は、中国で文化大革命と称して虐殺を行った毛沢東、同じくカンボジアで虐殺を行ったポルポト派(クメ-ル・ルージュ)と連係していたことも明らかになっています。
こうした過激な思想を持つ政治組織が、地方政界の裏で動き回っていることには、言い知れない不気味さを感じます。
滋賀県知事選挙、かだ由紀子さん市民選挙で相乗り現職を破る!: 山本ひとみonTheNet
昨日投票の滋賀県知事選挙は、自・公・民相乗りの現職知事を、京都精華大学教授の嘉田由紀子さんが破り、当選。全国で5番目の女性知事が誕生しました。
開票結果
嘉田由紀子 217842 (社民支持)
国松 善次 185344 (自民・公明・民主推薦)
辻 義則 70110 (共産推薦)
嘉田さんは、環境問題の専門家として、「もったいない」を合言葉に東海道新幹線の栗東新駅の凍結を訴え、多くの県民の心をつかみました。相乗りの3政党の組織に依存しない、市民の力が当選につながり、とても元気の出る結果でした。昨年の総選挙での自民圧勝に、地方から明確に批判の大きさを示しました。
民主党は、5月に小沢代表が首長選挙での相乗りに否定的な考えを表明しましたが、この選挙では、地元を説得できず従来の相乗り路線から転換できなかったことは、今後の大きな課題だと思います。
私は、学生時代から約12年京都で暮らしました。琵琶湖も滋賀県も身近に感じていました。今回の選挙には、市民の党の仲間も、たくさん応援に行きました。連れ合いも立川市議選翌日から、泊まりこんでいました。私もわずかですが、電話かけをしました。「新幹線新駅凍結」にたくさんの県民が共感していることがわかり、税金のムダ使いをとめたい、政治の流れを変えたい、という思いが嘉田さん勝利につながったことが感じられました。
2006年7月 3日 (月) 経済・政治・国際 | 固定リンク
東京都議会議員 市民の党 伊沢けい子 Web Site
2006年7月24日
応援に行ってきました!!
滋賀県に女性知事誕生――かだ由紀子さん、市民ボランティア選挙で勝利!!
去る7月2日に行なわれた滋賀県知事選挙で無所属新人のかだ由紀子さんが、現職知事で自民・公明・民主推薦の国松善次氏との事実上の一騎打ちの末、見事当選しました。
かだ由紀子さんは京都精華大学の教授で、過去30年以上にわたり、滋賀県内各地を歩き回り、琵琶湖の調査や滋賀の地域研究などを行なってきました。教え子である学生たちや環境市民団体、大型公共事業の反対を訴える多くの県民に支援され、選挙戦を戦いました。
かだ由紀子さんは、最大の争点となった「新幹線の新駅建設計画」(総額650億円)をはじめとした大型公共事業計画に対して、《もったいない》を合言葉に建設凍結を訴えました。滋賀県政は1兆1000億円もの借金がある危機的状況で、無駄な事業に税金をつぎ込むのは「もったいない」。新駅建設計画、6つのダム建設計画、焼却施設建設計画などの事業の凍結で得た財源は、福祉や雇用や教育にもまわしていきたい、と訴えました。
私も、市民の党の仲間と共に、1週間泊り込みで選挙を手伝い、毎日朝から晩まで、かだ支持を訴え電話をかけました。
自公政権による政治によって国内で経済格差が広がり、雇用が不安定になり、年金や医療などの社会保障が切り捨てられるなか、現職知事が大型公共事業の利権を手放そうとせず、福祉にしわよせを行なおうとしたことに対し、「もったいない」の合言葉が浸透し、最後には県民の運動の大きなうねりとなりました。これは現職候補を応援した自民、公明、民主の支持基盤をも大きく揺るがし、滋賀県民が自らの意思を示した反乱といえます。
東京都でもオリンピックを口実とした大型公共事業計画が目白押しです。三鷹市でも、1兆3500億円もかかる外かく環状道路計画が、都や国から示されています。
滋賀県で大型公共事業の凍結が実現できて東京都で実現できないことはないはずです。ぜひとも、東京でも政治を変える運動を大きくしてゆきましょう!
伊沢けい子
(PDF)市民の党 海老名市議会議員 奥村しょうけんレポート 2006年7月 えびな市民の党ニュース14号
市民の力で勝った!滋賀県知事選挙
7月2日投票の滋賀県知事選挙で無所属新人の嘉田(かだ)由紀子さんが自民・公明・民主三党相乗りで3期目を目指す現職の候補を破り、初当選を果たしました。私も手弁当で滋賀に応援に行ってきました。
今回の選挙では嘉田さんは「もったいない」を合言葉に260億円もかかる新幹線の新駅建設や6つのダム建設、さらには焼却炉の建設など、ムダな公共事業はやめ、福祉や子育てなど、もっと生活に身近なところにお金を回そう!と訴えました。そして、その訴えに小泉改革の痛みや不安を感じていた市民が共鳴し一気に噴出した結果が勝利を導いたのだと思います。
私は、市民の党の仲間と電話かけをして支持を訴えていたのですが「もったいないのおばちゃんやろ~しってるで!」とか「新幹線の駅は反対や!まかしとき!」という声が聞かれるようになり、日ごとに支持の広がり感じました。
今回の嘉田さんの勝利は、今後の政局に大きな影響を与えることは間違いないでしょう。特に民主党は代表が小沢新代表になり、地方の首長選挙では「与野党の相乗り禁止」というルールを決めたにも関わらず、今回の滋賀県知事選は特例中の特例として現職の自公との相乗りをしました。その結果、今回のような結果になりました。
民主党は「政権交代」を目指しているのであれば、自・公との相乗りはするべきではないということが今回の選挙で示されたのではないでしょうか。市民は真剣に政治を変えようとしていることが、はっきりしました。私も全力でがんばります。
当選直後の嘉田さんとガッチリ握手
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