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停電拡大5万6千戸に 登別の鉄塔倒壊 胆振・日高暴風雪

(11/27 18:40、11/28 01:44 更新)

停電が続く中、車載電源から取った明かりで販売を続けるコンビニエンスストア=27日午後4時17分、北海道登別市

停電が続く中、車載電源から取った明かりで販売を続けるコンビニエンスストア=27日午後4時17分、北海道登別市

 道内は27日午後も強い冬型の気圧配置が続き、暴風雪による胆振管内を中心にした停電は最大で室蘭、登別の両市など17市町の約5万6千戸にまで拡大した。北海道電力は復旧作業を進めているが、登別市片倉町で電線をつなぐ鉄塔1基が倒壊した影響などで28日午前0時現在、両市など胆振、日高管内の9市町の約4万6千戸が停電している。登別市内の全面復旧は30日前後までかかる見通し。停電で信号機の停止や公共交通機関の乱れも相次ぎ、市民生活に大きな影響が出た。道は27日、胆振管内の7市町への災害救助法の適用を決めた。

 7市町は室蘭と登別、伊達市と胆振管内豊浦、壮瞥、白老、洞爺湖町。

 暖房を使えない住民のため、7市町は避難所26カ所を開設し、27日午後9時現在で白老町を除く6市町の15カ所に約260人が避難。道は同日午後4時20分、自衛隊に災害派遣を要請し、陸上自衛隊北部方面施設隊第13施設隊(登別)は登別市内の避難所に暖房器具と毛布を運んだ。

 交通機関は27日、JR室蘭線の苫小牧―長万部間が終日運休するなど特急37本を含む計168本が運休。新千歳空港では午後10時現在、羽田などを結ぶ83便が欠航した。

 道警交通管制センターによると28日午前0時現在、国道は3路線3区間、道道は8路線10区間が通行止めとなっている。<北海道新聞11月28日朝刊掲載>

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