'12/11/28
広島市長、専用スタに前向き
広島県サッカー協会などが求める広島市中心部へのサッカー専用スタジアム建設をめぐり、松井一実市長は27日の記者会見で、J1サンフレッチェ広島のリーグ初優勝が「前向きに検討するきっかけになる」との認識を示した。建設に向けた財源の調達方法や、官民の役割分担などを検討する必要性を強調した。
松井市長は、サンフレの優勝や同協会などが集めている建設を求める署名が20万人を超えたことを挙げ、「一定の規模でスポーツを開催できる施設を、要望に沿ってそろえるのはいいことだ」と指摘。近く予定される署名提出を受け、今後の対応を考えるとした。
一方、建設に向けた財源や体制づくりについて「まだ整理していない」と「白紙」を強調した。「スポーツ関係者や経済界、行政がどう役割分担するか、検討するための仕掛けを考えないといけない」と述べた。
松井市長は会見後、中国新聞の取材に対し、スタジアム建設に向けた検討時期や候補地について「総合的に勘案して決まるべきだ」と述べるにとどめた。
【写真説明】サッカー専用スタジアム建設をめぐり「関係者と協議しながら体制をつくることが必要だ」と話す松井市長