「2ちゃんねる」捜索:有料会員データ差し押さえ
毎日新聞 2012年11月27日 00時44分(最終更新 11月27日 01時21分)
パソコンが遠隔操作され4人が誤認逮捕された事件で、警視庁などの合同捜査本部は26日、書き込みなどに使われたインターネット掲示板「2ちゃんねる」の関連先とされる札幌市の会社への家宅捜索で、有料会員のデータや投稿マニュアルなどを差し押さえた。捜索は数日間続く見通しで、サーバーに通信記録が残っていないか詳しく調べる。
捜索は今年8月9日、2ちゃんねるに東京都江東区で開かれたイベントをめぐり「コミケ(同人誌の即売会)で大量殺人」と殺人予告が書き込まれたことで会場警備が強化された威力業務妨害容疑で行われた。
2ちゃんねるへの一連の書き込みは送信元を特定されないように匿名化するソフトが使われていたが、一度だけソフトが使われていない可能性があることが判明。捜査本部は、書き込みの通信記録を解析すれば、特定できる可能性があるとみている。【小泉大士】