亀田ジムが美女軍団結成へ

　亀田ジムが女子ボクシング界に殴り込みをかける。手始めに元ＷＢＣ女子世界ミニマム級王者のアナベル・オルティス（２６）＝メキシコ＝と契約したことを２６日、発表した。今後も世界中から「美しくて強い女子ボクサー」をスカウトし、最強の美女軍団を結成、盛り上がりに欠ける女子ボクシングに亀田旋風を巻き起こす。

　亀田ジムが契約したオルティスは、元世界王者。昨年５月に現ＷＢＣ女子世界ミニマム級王者藤岡奈穂子相手に３度目の防衛戦に臨んだが、８回終了ＴＫＯ負けし、王座陥落。しかし、亀田ジム関係者は「来年早々にも藤岡に再戦のオファーを出す。もちろん、所属は亀田ジム」と明言した。

　これはほんの手始め。今後、本格的に女子ボクシング界進出を計画しており、メキシコ最大のプロレス団体「ＡＡＡ（トリプレア）」の人気女子覆面プロレスラーのセクシー・スター（３０）の獲得に動いているという。面識のある和毅は「プロレスラーだけど、ボクシングやムエタイの経験もある。覆面を脱いだ素顔も見たことあるけど、メチャかわいいで。３０歳だけど、見かけは全然若い」と一押しだ。

　セクシー・スターは１２・４の亀田祭りで、試合をする和毅と同時入場することになっており、この日の記者会見に同席する予定だったが、飛行機が遅れたため姿は見せず。２７日に東京・後楽園ホールで行われるプロレスイベントに出場予定で、この滞在中に亀田ジムと電撃的に契約する可能性もある。

　「亀田ジムがスカウトするのは、美人だけでも強いだけでもダメ。美人で強い選手。メキシコだけじゃなく、タイ、フィリピン、もちろん日本人もウエルカム。なんとか４８じゃないけど、美女軍団を作れば、女子ボクシングも盛り上がる」と鼻息の荒いジム関係者。リングネームは「セクシー・亀田・スター」「セクシー・タートル・スター」など、亀田色を前面に出す構想もある。メキシコでは女子ボクシングが活況を呈し、男子の世界王者の人気を上回る選手もいるという。女子ボクシングブームが到来するか見ものだ。　（竹下陽二）