残留が決まったMFダニルソン(左)とDFダニエル=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(木村尚公撮影)
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2013年シーズンに臨む名古屋グランパスの外国人陣容が固まった。26日までにMFダニルソン(26)とDFダニエル(30)の残留が確定。すでに残留が決まっているFWケネディ、11月半ばに仮契約を結んだFWヤキモフスキ、千葉・渋谷幕張高から新加入するFWペレイラと合わせ、5人体制となる。
シーズンが大詰めを迎える中、グランパスは着々と来季へ向けた手を打っている。チーム側はレギュラーとしての働きを評価し、ダニルソンとダニエルの契約を延長する方針を固めた。ダニエルは「グランパスはあらゆる面でビッグクラブだ。このチームでプレーできるのは幸せ」。ダニルソンも「家族は日本での生活を気に入っている」と話している。2人そろって名古屋で新シーズンを迎えそうだ。
これで早くも来季の外国人の布陣が定まった。同じく残留するケネディに、新加入のヤキモフスキとペレイラを合わせた5人体制。アジア枠(ケネディ)と20歳未満のプロC契約枠(ペレイラ)をフル活用して、Jリーグの上限いっぱいの人数をそろえた。08年のストイコビッチ監督就任後、5人の外国人が同時に在籍するのは初めて。
久米GMは「腰を手術したケネディは、どうなるかわからない部分がある。前線の駒は増やしておかなければならない」とFWだけで3人もそろえた意図を説明。今季はケネディ不在時の戦いに四苦八苦した。異例の5人体制は、同じ轍(てつ)を踏まないという決意の表れ。
すでにストイコビッチ監督の続投が決定。戦力的に要となる外国人も早い段階で定まったことで、来季を見据えた補強は仕上げの段階へ動きだす。2013年の戦いは、水面下ですでに始まっている。
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