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【芸能・社会】

紅白出場歌手発表 77歳美輪明宏 初出場は“桃組”で

2012年11月27日 紙面から

紅白出場について語った美輪明宏

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 「第63回NHK紅白歌合戦」(12月31日午後7時15分−11時45分)の出場歌手が26日、東京・渋谷の同局で発表された。「歌で 会いたい。」が今年のテーマで、紅組、白組ともに25組ずつ計50組が選ばれた。初出場は6組ずつで12組。紅組では「SKE48」のほか、きゃりーぱみゅぱみゅ(19)、5人組の「ももいろクローバーZ」「プリンセス プリンセス」らが夢舞台に。白組では「関ジャニ∞」「ゴールデンボンバー」、77歳の美輪明宏らが選出された。また、1979年から33回連続出場していた小林幸子(58)は落選し、近年出場が続いていた韓流の歌手やグループは選ばれなかった。

 77歳の紅白初出場は史上最年長。歴代出場歌手の中でも故・藤山一郎さんの78歳に次いで史上2番目となった美輪は「芸能生活61年目の新人でございます」とあいさつ。「大河ドラマにも出演して紅白だけは縁がなかったけど、今回出演させていただいてありがたく思います」と喜んだ。

 実は「ヨイトマケの唄」がヒットした約50年前にも出場オファーがあったが、事情があって辞退したという。今回は最近出演した同局の音楽番組「SONGS」のスタッフからオファーを受けて快諾した。

 「ヨイトマケの唄」は故・坂本九さんや桑田佳祐ら多数の歌手がカバーした名曲。現時点で曲目は未定だが、美輪は「NHKで歌ってほしいという手紙がいまだに多い」と説明。NHK制作局の原田秀樹チーフプロデューサーも「美輪さんから、コンサートに行けないようなところからNHKの紅白あたりで歌ってもらえないかというリクエストもたくさん届いていたとうかがってます。参考にしたい気持ちはあります」と同曲に前向きな姿勢を示す。

 この日も個性的な衣装で登場し、初出場組の中央でも異彩を放っていた。報道陣から本番当日の衣装について質問されると「私は白組と赤組の中間の“桃色組”で出ます。衣装は“ヌード”です」と宣言。「鬼が出るのか、蛇が出るのか。どうぞお楽しみに」と怪気炎を上げた。

 以前から紅白出場を希望していたのかという質問には「いいえ」とキッパリ否定した美輪。「紅白に出たい人は世の中に山のようにいる。“紅白命”という人もたくさんいる。命懸けで出られなくて、喪失感で大変だった人も見てまいりましたしね。そういう方々ができるだけ多く出られるといいなと思ってきましたから。私は自分のスタンスでやってきて、出させていただくのはありがたいけど、(見て)楽しんでいる方がいい」とベテランらしい本音や気遣いもみせた。

 

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