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'12/11/27

全海軍基地に夜間禁酒令 相次ぐ事件受け在日米軍


 在日米海軍司令部が、日本国内の全海軍基地に、所属する米軍人の夜間の飲酒を禁止する命令を出すよう指示をしていたことが26日、司令部関係者への取材で分かった。

 佐世保基地(長崎県佐世保市など)は、所属する全ての米軍人約3100人に対し、午後10時から午前8時までの飲酒を禁止する命令を既に出したと明らかにした。

 沖縄県で海軍兵2人が逮捕された10月の集団強姦ごうかん致傷事件を受け、在日米軍は日本に滞在する全米軍人に午後11時から翌朝5時までの外出を禁止したが、その後も事件が相次いでいることを受け、海軍は一層の綱紀粛正強化に乗り出した。

 佐世保基地によると、佐世保基地所属の海軍兵は休暇中かどうかなどにかかわらず、夜間禁酒令には全員が従うよう求めている。在日米軍の広報担当者は「各基地の判断で、より厳しい措置を取れるようにしている」と説明している。

 司令部関係者によると、第7艦隊の洋上部隊にも、同様の指示が既に出ているという。

 夜間外出禁止令が出た後も、沖縄県読谷村で今月2日に酔った空軍兵が住居侵入し中学生を殴った容疑で書類送検されたほか、23日にも横浜市で公然わいせつ容疑で横須賀基地の海軍兵が逮捕されるなど、事件が相次いでいる。

 佐世保市でも、JR早岐駅で海軍兵が血を流して倒れているのが見つかり、酔って電車によじのぼり感電死したとみられている。




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