睡眠薬など薬物依存や度重なる仕事のキャンセルにより、2007年に所属事務所から契約解除され、事実上、引退状態だった華原朋美(38)が5年ぶりに芸能界に復帰することが発表された。華原は書面で「私には歌うことしか出来ません。最後のチャンスだとも思っています」と決意を語ったが、一部で「なぜこのタイミングで…」との声も。そこで舞台裏を探ると、酒井法子(41)が執行猶予明けに復帰することが影響しているというのだ。
華原が所属するのは元の事務所「プロダクション尾木」。23日、同社社長の尾木徹氏が「5年間必死に努力するひたむきな姿に胸を打たれ、もう一度だけチャンスを与えたいと、何度も話し合いを重ね、この度復活を決めました」とコメント。すでに復活のステージも12月5日のフジテレビ「FNS歌謡祭」に決まっている。
華原も直筆で「随分長い間反省し悩みました。今までお世話になった全ての方々に恩返しのつもりで精一杯頑張るつもりです」とコメント。休業中はフィリピンでボランティアの仕事、日本で介護施設の手伝いをしていたという。
その間にはボイストレーニングや体のケアも続け、事務所に何度か歌を吹き込んだテープを送っていたという。その歌声は徐々に良くなり、いまでは5年前と遜色はなくなっていた。美貌も変わることなく、いきなりの歌番組でもいけると判断したようだ。
昨年夏から華原本人や兄がブログで近況報告。昨年10月30日には兄のブログに「ファンの皆様へ 華原朋美より」と題し「年内に日本に帰国して、ボイストレーニングやお芝居のお稽古など、芸能界復帰に向けて頑張ることに決めました」と書き込んだこともあった。
ある芸能関係者は「尾木社長はそのことを不快に思っていた。まず復活はできないと言われていたが、転機になったのは酒井法子ですよ」。
今月24日に覚醒剤取締法違反の執行猶予が明けた酒井は、来月15日からスタートする舞台「碧空の狂詩曲〜お市の方外伝〜」で本格的に芸能界に復帰する。
同関係者は「華原は法を犯したワケでもないのに5年間も贖罪をしていた。片や酒井は罪を犯しても執行猶予明け早々に復帰する。華原も結局は歌、芸能界でしか生きれないのは一緒。不公平という思いと、かわいそうという社長の親心でしょう」。
さらに、華原を取り巻く環境の変化も大きいようだ。「華原を精神的に不安定にさせていたのがかつて交際していた男。その男が別のタレントと結婚した。もう関与して再び狂わすことがないという判断もあったようです。いまはブログを書いていたお兄ちゃんがしっかり面倒を見ているので、そういう安心も復帰につながったのでしょう」と同関係者。
休業中の10年8月には本紙の直撃に「昨年9月から3か月間、時給700円のペットショップのアルバイトをしていたし、今年1月からボランティア活動も積極的に行っています」と明かしていた華原。あの朋ちゃんスマイルとハイトーンボイス復活はファンならずとも楽しみだが、果たして…。
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